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144 岡村衡一郎  サービス・イノベーション-Part2 ~現場と本部が一体で進めるイノベーション~ 

144 存在を表現する媒介としての夏服 旅館菊乃家

【月刊HOTERES 2019年08月号】
2019年08月23日(金)
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変化に追われるリーダーのための実践的イノベーションメソッドとして、ホテル業の事例にとどまらず、多く企業変革の現場から生まれた「チェンジング・メソッド」として紹介していた48 種。そのPart 2 としてお届けする。

Profile
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)

1971 年生まれ。亜細亜大学卒。㈱船井総合研究所を経て、2004 年㈱スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など

 
 画像は、宮島にある旅館菊乃家の制服である。この制服はサービス革新のために行なっているオフサイトミーティングで生まれたアイデアをかたちにしたものだ。夏季期間に使用するポロシャツの背中に、ようこそ宮島のわが家へ、とプリントした。宮島のわが家へという言葉は、旅館菊乃家がサービス革新の一丁目一番地として、大切にしている言葉だ。
 
 制服に自分たちの理念を言葉にして示す。これは、お客さまにはもちろんだが、社内へ向けた確認メッセージである側面も大きい。互いの背中の文字を見せ合いながら仕事をすることで、理念を紙に書いたものではなく実践するためのものにする。そのための手段として互いの見える位置においているという意味合いの方が強い。だからこそ、制服を着せられているという感覚はない。
 

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