（株）和空プロジェクト（本社・大阪市北区）は9 月8 日、奈良県・法隆寺の参道に門前宿「和空 法隆寺」を開業した。奈良県は年間1000 万人以上の来訪者がありながら、宿泊施設が少なく、日帰り観光が中心。同施設はその課題解決策としてまちなか観光を促すべく斑鳩町が2014 年に実施した条例改正、用途制限緩和によって実現した第1 号ホテルで、（一社）全国寺社観光協会（本部・大阪市北区）が監修する参道活性プロジェクト第1 弾となる。

　建物は斑鳩の景観に配慮。館内は畳敷きにローベッドを配した客室60 室に加え、茶道・華道・書道・香道などの体験ができる100 畳の大広間、奈良の地酒を提供する「法隆寺Gallery BAR」、貸し切り可能な「門前風呂」などを備える。食事は全日本調理師協会名誉会長で北新地「神田川」店主・神田川俊郎氏が監修。地産の食材を使った懐石や精進料理の夕食や、朝食バイキングを用意する。

【門前宿「和空 法隆寺」概要】
所在地：奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1-5-32 ／敷地面積：4375.14m2／延べ床面積：2934.97m2／構造・規模：軽量鉄骨造、2 階建て2 棟／施設構成：客室60 室、大広間、門前風呂、ギャラリー、ラウンジなど／宿泊料金：1 万8500 円（朝夕食付き、税別）～

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