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  • 2019年11月1日号 ResorTech Okinawa おきなわ国際IT見本市
ResorTech Okinawa おきなわ国際IT見本市

「観光産業」と「IT産業」を掛け合わせイノベーションと新ビジネスを沖縄から世界に向けて発信する

【月刊HOTERES 2019年11月号】
2019年11月06日(水)
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沖縄県内のIT・スタートアップ企業に実証フィールドを提供する活動も重視

 主催するResorTech Okinawaおきなわ国際 IT見本市実行委員会は、2019年 4月に設立された。アジア経済のダイナミズムを沖縄県経済にビルドインする大きなチャンスが到来している今、持続的な経済成長を追求し、沖縄県全体の経済を底上げすることで県民所得の向上を図るためには、次のステージを見据えた適切な取り組みが求められている。こうした状況の中、平成 30年度沖縄県アジア経済戦略構想推進・検証委員会において、新たな取り組み事項として「世界最高峰のリゾテックアイランド沖縄」の提唱および推進(国際 IT見本市の活用によるブランド化・市場形成)が提言された。

 沖縄県が持つ「アジア・太平洋との近接性」という地理的優位性に基づいて、従来から構築してきたニアショア拠点としての強みに加え、「観光産業」と「情報通信関連産業」がリーディング産業であるという産業的特性を踏まえた結果として生まれたのが ResorTech Okinawaおきなわ国際 IT見本市の考え方である。世界の ResorTech関連企業が沖縄に集結することで、「ResorTech Okinawa」というブランドを全世界に発信する足掛かりを創造するために動き出したのが、ResorTech Okinawaおきなわ国際 IT見本市実行委員会である。

 さらに ResorTech Okinawaおきなわ国際 IT見本市と連動して、沖縄県内の IT企業、スタートアップ企業にイノベーションの創造機会と実証フィールドを提供していく活動も重要だ。この動きを軌道に乗せることで、沖縄発のイノベーション・新ビジネスの創出を促進することが可能となり、そこから観光産業をはじめとするさまざまな周辺関連産業の革新に向けた ITの戦略的な活用が図られることになるだろう。

 官民の協同により設立されたResorTech Okinawaおきなわ国際 IT見本市実行委員会は、ResorTech Okinawaおきなわ国際 IT見本市の開催準備を円滑に進め、成功に導くというミッションを果たしていくことになる。その取り組みによって実現を目指す理想形は、沖縄全体をResorTechの大きな試験場にすることにある。狭義のツアーテクノロジーに限定せず、リゾートをさらに豊かで快適なものにしていくために活用可能な幅広いテクノロジーのショーケースとなること、それが ResorTech Okinawaおきなわ国際 IT見本市の 1つのゴールと言えるのである。

Okinawa Startup Festa同時開催

 ResorTech Okinawaおきなわ国際 IT見本市の会場は、ハイブリット型の構成イメージで展開される。
「カンファレンス」では「知る・伝える・交差する」をテーマに、グローバル&アジアで活躍するハイリゾートのトッププレイヤーが見据える「観光× IT」の新たなビジョンを発信することで、新たな体験価値を提供する沖縄発のイノベーション・新ビジネスが生まれることが期待される。

「展示会・商談会」では「観光× IT」の革新を大テーマに掲げ、領域に捉われることのない IT技術が幅広く集積する空間となる。「集う・買う・売る」をテーマに、先端ソリューションの集積と商談、観光産業をはじめとする全産業を革新する先端 ITビジネスの商談機会を提供する。「Okinawa Startup Festa」では「Startup〈参加する・創り出す〉」をテーマに、 IT企業・投資家に向けてベンチャー企業、スタートアップ企業によるブース展示とミートアップイベントを行なう。
「シビックテックハッカソン」では、体験と交流を通じて地域・産業活性を創出、テクノロジーによる地域の課題を解決する方法につなげる。

基調講演、カンファレンスなど順次公式ホームページで公開中!来年度の開催もすでに決定し、継続・拡大へ!

 基調講演やカンファレンスについては現在調整中とのことで順次公式ホームページ(https://www.resortech.okinawa)に情報を公開していくとのこと。このホームページでは沖縄県知事の ResorTech Okinawaおきなわ国際 IT見本市に対するメッセージ動画も見ることができる。またホームページでは来場者の受付をすでに開始しているとのこと。入場無料だが、事前受付をすることで、QRコードが発行され当日の入退場もスムーズになる。開催の2月は数多くのプロ野球チームやサッカーチームの春季キャンプが行われており、その様子も見学することができる絶好の時期。混雑も予想され、事務局では、各地からの飛行機と宿泊(ホテルからの送迎バスも用意されている)がセットになったプランも準備中とのこと。早めの手配をお忘れなく。

 なお、来年度(2020年度)は『ツーリズム EXPOジャパン 2020沖縄リゾート展(2020年 10月29日.~11月 1日.・主催:日本観光振興協会、日本旅行業協会、日本政府観光局)』が沖縄・コンベンションセンターにて開催される。同時開催としてこの ResorTech Okinawaおきなわ国際 IT見本市も開催されることが予定されている。今回のプレ開催でも既に空きブース枠もあとわずか(10月末時点)とのことで沖縄の新しい取り組みに目が離せない。


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〈問い合わせ先〉 
ResorTech Okinawa
おきなわ国際 IT見本市実行委員事務局
(一般財団法人沖縄 ITイノベーション戦略センター内)
担当:柴崎貴史氏、東口優子氏
TEL:098-853-8154
住所:沖縄県那覇市銘苅2-3-6 那覇市 IT創造館 4階
Mail:resortech@isc-okinawa.org

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