ミレニアル世代が夢中になるフィットネス
日本はもちろん、世界中で盛り上がりを見せるフィットネス。そのカギを握るのはミレニアル世代だ。2014年以降、ヨーロッパのフィットネス市場は年3.7%で継続成長しており、そのフィットネス人口のうち、半数以上がミレニアル世代で構成されている。1980年から2000年の間に生まれた“ミレニアル世代”。現人口のボリュームゾーンであり、ソーシャルメディアによる発信力が高いことから、消費者層としての影響力を注目されている。
彼らはなぜ、フィットネスに夢中になるのか?その理由を探ることで、彼らの価値観を知り、いまや欠かせないホテル内フィットネスを、よりミレニアル世代にとって魅力的な空間とする方法を考えたい。
ヨーロッパのフィットネストレンド:ブティックジム
食やファッションと同様に、フィットネスのトレンドも、アメリカで生まれ、ヨーロッパ、そして日本へとその波がくる。そのヨーロッパにおいて、ここ数年成長を続けているのがブティックジムだ。
ブティックジムはフィットネスクラブのタイプの一つで、明確なコンセプトをベースに、少人数制のグループエクササイズを提供する施設のことを示す。ブティックジムの一番の特徴は、ここで提供されるのはフィットネスマシンへのアクセスだけでなく、フィットネス体験そのものという点だろう。施設の空間は、コンセプトに基づき、工夫された照明、厳選された音楽等で、デザイン性とオリジナリティが高く設計されている。ユーザーはハード(=フィットネス空間)とソフト(=エクササイズ)のすべてを通してブティックジムの世界観に没入できるのだ。
ブティックジムの成功とソーシャルニーズ
ブティックジムが盛り上がる理由として、そのブランディングとデザインの巧みさに加え、ソーシャルニーズとの合致が挙げられる。デジタル化が進み、多くのアクティビティや手続きを、いつでも、どこでも、個人で完結させること可能となった今日、人々、とくにミレニアル世代以降は、その反動から「いま」、「ここでだけ」得られる非日常かつリアルな体験、他者と新しく出会い、繋がれるコミュニティ感を求めるようになっているのだろう。各地で開催される音楽フェスティバルの規模拡大や、エレクトリックランといった既存概念のアップデートによる“スペシャル化”は、そのニーズに応えた例だ。
ブティックジムでは明確なコンセプトを元に、質の高いインストラクターが小グループに対して、世界観の作りこまれた空間で密度の高いセッションを行う。ここで提供されるリアルな体験とコミュニティ感がミレニアル世代に響き、ブティックジムの成功へと繋がった。
ミレニアル世代に選ばれるためのフィットネスルーム
単にマシンを配置するのではなく、ホテルのコンセプトや地域特性を生かした空間作りを行い、魅力的なエクササイズを行なえるマシンを導入することで、フィットネスルームの価値はより高められる。
非日常、リアルな体験、コミュニティ感 ― ミレニアル世代の価値観を表すこれらのキーワードを踏まえてフィットネスルームについて考えたとき、どんなあり方を思い描かれるだろうか。
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