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2020年1月31日号 Integrated Resortin Entertainment

Integrated Resortin Entertainment 文化創生と継続性を持った事業体こそナイトタイムエコノミーの新時代を創る

【月刊HOTERES 2020年01月号】
2020年02月05日(水)
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ホテルロビーをイメージして作られた「PLUSTOKYO」12階のメインフロアからさまざまなカルチャーが発信されている

■2020年代を迎えた日本のナイトタイムエコノミーにどのような見解を持たれていますか?

 ナイトタイムエコノミーと一口に言ってもどの側面から見るのかによって、さらにロケーションによっても見解が違ってくると思います。その中で、都心部は特にですが、夜間交通と労働力不足の課題に対してどう取り組むかの施策が急がれる点だと考えています。ナイトマーケットへのニーズは現状でも十分あると思いますし、インバウンドの増加に比例してニーズもビジネスチャンスもまだまだ拡大し得る市場だと体感しています。しかしそこに応えられない壁がこの2点です。

店舗が増える上に働き方改革など労働規制が厳しくなるとあれば、今以上に人材の確保が困難になると予想されますし、正直ナイトマーケットとなると既成の負のイメージの問題もあります。しかし終電が毎日でなくとも金曜日と土曜日だけでも深夜まで運行されるようになれば、従業員の稼働時間枠が大幅に増えお客さまのニーズにより応えることができますし、経営側としても交通費に関する負担が減りますから皆がウィンウィンの関係です。

さらに電車が動いているという健全性がナイトマーケットのイメージをよくすることにも影響するのではないかと思います。もちろん、交通業界の就労環境や事情も考えなければいけませんから一朝一夕に変えることは難しい面もありますが、おのおのの業界が歩み寄り、成熟した議論が続けられることで見いだせる改善策があると思いますし、ナイトマーケットへの参画が増えることによりクリアになることも多いと考えています。実際、その可能性は大いに感じるところなので推進の後押しとなる声を今後もあげ続けることが大事だと考えています。

「高崎スイーツフェア」からの一コマ。地方文化の発信をクールに演出するのも「PLUSTOKYO」ならではの強みだ
昨夏は千原徹也氏率いる“勝手にサザン委員会“主催の<勝手にサザンNIGHT 2019>が「PLUSTOKYO」で行なわれた。1000人強のキャパを持つミュージックラウンジに著名DJが集結しダイナミックなイベントとなった
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