イタリアを本拠とするパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会の理事会は、イタリア北部のパルマ、レッジョ・エミリア、モデナ、ボローニャ、マントヴァ県を含む生産地域の病院支援のために100 万ユーロを寄付することを決定。主に救急車や人工呼吸器の購入に充てられる。また医療スタッフ用の食事や病院食のためのチーズも提供する。

　なお、新型コロナウイルス感染拡大の状況下でもパルミジャーノ・レッジャーノのチーズ作りや農場からチーズ工房へのミルクの輸送は「必要不可欠な仕事」として許可されており、工房では職人同士が距離を保ってチーズを生産中。また、潜在的な職人不足に対処するため引退したチーズ職人や退職したスタッフのデータベースを作り、工房の応援要請に対応できるネットワークを構築している。