まだ世界では新型コロナウィルスの拡大が続く中でも、世界各国が続々と経済活動を再開し、積極的にビジネスを取りに行っている。日本、そして日本の企業はそのスピード感に取り残されてしまってはいけない。

　6 月に入りいよいよ日本でも経済活動が徐々にではあるが動き出している。ホテルを含む旅行市場も、本誌が届く6 月19 日からは日本政府が公表している「外出自粛の段階的緩和の目安」のステップ2 に移行しているはずで、県をまたぐ移動も時間とともに活発になっていくであろう。

　日本の旅行市場は日本人による需要が8 割以上と内需が強く、当面は「Go To キャンペン」を中心とした内需による旅行市場の活性化に取り組むのであろうが、そうしたことができない世界各国は必死に外需獲得のための基盤の整備にスピード感をもって取り組んでいる。