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2020年10月9日号 トップインタビュー 東京ベイ潮見プリンスホテル 総支配人 石川 学氏

トップインタビュー 東京ベイ潮見プリンスホテル 総支配人 石川 学氏

【月刊HOTERES 2020年10月号】
2020年10月07日(水)
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■プリンスホテルにとって、都内10 番目、東京ベイエリアでは初進出となりました。この地における「東京ベイ潮見プリンスホテル」が目指すホテルとは。

 プリンスホテルはこれまで都内で9 軒のホテルを展開してまいりました。高輪・品川・芝公園エリアの六つのホテル(ザ・プリンス さくらタワー東京、グランドプリンスホテル高輪、グランドプリンスホテル新高輪、品川プリンスホテル、ザ・プリンス パークタワー東京、東京プリンスホテル)は、新幹線や羽田空港からアクセスのいい「東京の玄関口」の受け皿として、新宿・池袋エリアの二つのホテル(新宿プリンスホテル、サンシャインシティプリンスホテル)は、東京副都心の「観光インバウンド」の受け皿としての役割を果たしております。またラグジュアリーホテルとして、ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町を2016 年に開業しております。これらに続く10 番目のホテルとして、東京ベイエリアに新たに開業することで、すべての方面からお客さまを受け入れることができると考えております。

 ホテルが位置する潮見は大きく三つの要因により飛躍的な発展が期待できると考えております。一つ目は、テーマパークや大型コンベンション施設へのアクセスです。潮見は京葉線の東京駅と舞浜駅のちょうど中間に位置することから、多くのレジャー客や、修学旅行などの団体利用が見込まれます。更に東京国際フォーラム、東京ビッグサイトなどの大型コンベンション施設や、東京駅周辺の丸の内や大手町などの日本有数のビジネス街からも近いことから、ビジネス需要も取り込める最適の場所に位置しています。二つ目は、東京ベイエリアの発展です。潮見を含む東京ベイエリアは、東京都の開発計画を背景に、インフラの整備や街の再開発が行われており、今後の発展が期待されています。第2 の品川といったポテンシャルを持っているのではないかと考えております。三つ目は、東京オリンピック・パラリンピック後を見据えた観光客の増加です。当ホテルの周辺には、新たに整備された東京アクアティクスセンターや選手村があり、オリンピック以降の需要増加も視野に入れております。

 そのほか、潮見駅周辺にはマンションが多く、ベッドタウンという一面もございます。開業初日には、周辺にお住いの方のレストラン利用が多く見受けられました。さらに、当館を手掛けた久米設計など、潮見にはいくつもの企業がございます。各企業さまからも、開業前より期待しているというお声をいただき、接待や出張などでの需要も見込んでおります。

■ With コロナ時代での開業となりましたが、同時にこの状況を逆手に取った宿泊プラン「SHIOMI + ONE」が早くも話題ですね。

 お客さまに最も求められていることが「安全・安心」だと考えております。それは営業戦略的にも不可欠で、当初は7 月3 日が開業予定でしたが、9 月1 日に延期し、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策をしっかりと準備してまいりました。まずは、プリンスホテルが新たに策定した衛生・消毒基準「Prince Safty Commitment」に基づき、スタッフのマスク着用や消毒はもちろん、感染防止対策を徹底しております。加えて、「東京ベイ潮見プリンスホテル」独自のの取り組みとして、「チェックイン時のチェックインシートの電子化」、「客室のテレビでレストラン、大浴場、ランドリーの混雑状態を表示」、「自動チェックアウトマシンの導入」、「レストランのブッフェメニューをセットメニューに変更」、「ロビーサイネージで感染防止啓発動画を放映」などを行なっております。より安全で清潔な空間でお客さまに滞在していただくとともに、スタッフの感染防止にもなっております。

 開業時より販売開始したプラン「SHIOMI +ONE」は、このようなご時世ではありますが、安全・安心を徹底したホテルでゆったりとした時間をお過ごしいただきたいとして、ご予約いただいた客室の隣にもう1 部屋、エキストラルームを無料でご用意し、密を避けた滞在が可能になります。例えば、ご夫婦が別々の部屋でテレワークができ1泊で最大32 時間の滞在が可能になるプランのほか、ファミリーでの滞在、女性のグループ向けにプランを造成し、それぞれに合わせた特典もご用意しております。まずは潮見ステイという新たな旅動線の提案と「近場旅」スポットとして、首都圏のみなさまへの認知を図ってまいります。

 

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