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2020年10月16日号 トップインタビュー (株)プリンスホテル代表取締役社長 小山 正彦 氏

トップインタビュー (株)プリンスホテル代表取締役社長 小山 正彦 氏

【月刊HOTERES 2020年10月号】
2020年10月15日(木)
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“今だからこそできる事” に挑戦する-2021 年度の展望-

---今年6 月の決算発表によると、西武ホールディングスにおけるホテル・レジャー事業の営業収益は2091 億5300万円(同4.8%減)。営業利益80 億5400 万円(同59.2%減)でした。業績を予測するのは難しいところですが、2021 年の方向性をお聞かせください。

 今回、誰にも予想できなかった新型コロナウイルス感染症という事態に対し、プリンスホテルとして価格競争に陥ることなく、これまで以上にお客さまに寄り添ったサービス、商品の提供に努めてまいりました。

 当社は全国展開のチェーンホテルですので、人の移動が制限されるこの時期こそ、各ホテルの地元の方々に改めてプリンスホテルの良さをアピールしていくことを念頭に行動しました。地元の方々に、ゆっくりとホテルでの時間やお食事を楽しんでいただくことで、「近いから宿泊したことなかったけど、良いホテルだね」と当社ホテルの魅力を認識してもらう絶好の機会としていきたいと思っています。

 さらに地元の食材やお酒などの産物を、これまで以上に採り入れて、落ち込んでいる地元経済の活性化への貢献を積極的に行なっております。ホテルだけに留まらず、地域と一体となって、地元の方に改めてその土地の魅力を体感していただければと考えています。例えば、埼玉の方が川越プリンスホテルを利用して、料理長が考案した地元野菜の新しい食べ方を体験していただき、改めて地元の食材のおいしさを認識する…そんな機会を創生し、大変好評いただいております。来年のオリンピック後には、世界に対して日本の各地域の良さを伝える動きへと広げていくことになりますので、今は各地域が連携して、改めて自分達の魅力を見つめ直す機会だと考えています。

 本来、ホテルのスタッフは地元の親善大使のような役割を果たすものです。お客さまに地元のことをお伝えし、より親近感を持ってもらえるよう改めて土地の歴史と文化を身に着け、さりげなくお伝えできるように指導しています。

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