久米島紬の魅力に触れるコンセプトルーム「久米島Tsumugi」
ユーアンドアールホテルマネジメント(株)(本社・東京都新宿区)は、同社が沖縄県・久米島で展開するサイプレスリゾート久米島(沖縄県久米島町)のジュニアスイート4 室をリニューアルし、島の伝統工芸品である久米島紬を身近に感じられるコンセプトルーム「久米島Tsumugi」をオープンした。同プロジェクトは、グラフィックデザイナーの山端家昌氏、島内で養蚕や久米島紬の織染めの伝承と発展に取り組む久米島紬事業協同組合、那覇市歴史博物館の協力を得たという。
具体的には、照明スイッチやクローゼットの引き手など随所に久米島紬を使用、ベッドボードの上には市松模様と小鳥の柄を重ね合わせ、紬特融の織りの構造が分かるようデザインされたアクリルパネルを配した。また、久米島紬織り作業工程で使用する“ 糸巻き”をモチーフにした天井ランプなども設置し、全面に久米島紬の柄が淡く映し出され、素朴で温かみのある空間を演出。日ごろ触れる機会の少ない久米島紬に触れて風合いを感じてほしいとしている。