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非常事態宣言下 緊急インタビュー

間違っていると思うことは世の中に訴え、考え方をシェアする姿勢が求められている

2021年01月21日(木)
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コロナ後にデストピアを迎えないためにも
腹をくくって自分の信じた道を進んでいく

 
——飲食業界を支える同業者の方々に向けて、メッセージをお願いできますか。
 
 同業者の皆さまにとっても、私にとっても、会社の存続はもちろん大事なことです。現在の状況下では目の前で起こっていることの本質を理論的に分析しながら、自分たちが正しいと思うことに取り組む勇気が必要なときだと感じています。自社のことを言う前に社会全体を見据えて、間違っていると思うことは世の中に訴えかけ、その考え方をみんなでシェアしていく姿勢を貫くことが求められていると私は考えます。
 もちろん自分が信じた取り組みだとしても、それを推進することで新型コロナウイルスによる死者数が増大してしまうのであれば、私はその取り組みを止めます。

 新型コロナウイルスに関する法律の改正が検討されていますが、今の段階では自粛要請という形ですから、申し訳ないけれど応えることはできないということなのです。その覚悟を持って私たちは進んでいこうと思っていますし、だからこそホームページや自身のフェイスブックで「緊急事態宣言の発令に関して、グローバルダイニング代表・長谷川の考え方」を表明したのです。
 
——新型コロナウイルスの収束後は、どのような世界になると考えますか。
 
 世界がグローバル化した中で、新型コロナウイルスによってあらゆる政府が財政赤字の泥沼に引きずり込まれてしまいました。その結果、私たちの商売の仲介役となる貨幣に対する信用が世界中で失われていく恐れがあると考えています。そうなれば商売を続けることが難しくなるので、自分で土地を耕して、飯を食べ、水があれば幸せという生活をしていかなければならない時代が近い将来、現実のものになるかもしれません。
 そんなデストピアを迎えないためにも、新型コロナウイルスの感染を恐れるあまり、いたずらに経済活動を停滞させるような道を歩むという選択を改めるべきだと私は信じています。腹をくくって今から農業の勉強をしながら、私は危機的な状況の中でも自分の信じた道を進んでいきます。

構成 本誌 加藤壮一、義田真平/文 高澤豊希 / 撮影 浅沼ノア

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