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2021年2月26日号 トップインタビュー オークウッド ディレクター・オブ・オペレーションズ(日本・韓国) オークウッドスイーツ横浜 総支配人 クリスチャン・ボーダー 氏

トップインタビュー オークウッド ディレクター・オブ・オペレーションズ(日本・韓国) オークウッドスイーツ横浜 総支配人 クリスチャン・ボーダー 氏

【月刊HOTERES 2021年02月号】
2021年02月25日(木)
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ホスピタリティーと効率性の両方を兼ね備えたブランド

---続いて、ボーダーさんはこれまでいくつかのホテル企業を経験されて今回オークウッドに着任をされました。その視点で、オークウッドはどのような特徴があるとお感じになっていますか?

 オークウッドは基本を大切にしながらも、ゲストの快適さを追求しながら革新を行ない進化することを揺るぎなく50 年以上も継続してきたサービスアパートメントのパイオニアです。滞在されるお客さまの快適性、ホスピタリティーなど、基本を大切にしながら無駄のないスリムな体制は大きな特徴です。オークウッドは、世界規模で顧客を呼び込めるネットワークがあり、安定した運営が見込めることが魅力だと思います。また、従業員をグループとして一括雇用することで運営にかかるオーバーヘッドコストを削除することができ、オーナー側の経営負担を抑える仕組みが整っています。

 それもあり、コロナ禍でも物件を一軒も閉めることなく営業を継続させ、利益を出すことが出来ました。もちろんサービスの面でも、コロナ禍におけるステイホームの傾向がある中で、お客さまの要望があればお買い物などスタッフが雑事のお手伝い含めさり気なく、きめ細やかに滞在のサポートをします。

---今後の開発、展望について教えて下さい。

 今年は京都と東麻布に2 軒、ほかにまだ公表をしておりませんがさらに2 軒の開業も計画しています。
 今後のホテル開発に関しては、オークウッドは6 つのプロダクトを持っておりますので、デベロッパー様、オーナー様のご要望に沿って柔軟にパートナーシップを組んでいきたいと考えております。さらに、内容やご要望によっては既存の建物からのコンバージョンなども考えていきたいと思っています。

 コロナの影響の先行きはまだ不透明ですが、マーケットの回復が見られるのはワクチン普及後の今年後半から2022年、2019 年レベルに戻るのはさらにその先でしょう。日本国内のお客さまが足を運びやすいニセコや熱海、逗子などリゾートでの開発も視野にはあります。

日本らしい開発も視野に

 オークウッドの強みはお客さまのニーズに応えながらも効率的な運営による高い利益率です。それをより強化するために、人材とデジタルは非常に重要な鍵となるでしょうし、特に人材は大切な資産です。今、現場には非常に優秀なスタッフがおり、大切に育てていきたいですね。

---日本には旅館など古く価値のある施設もありますし、温泉エリアなど魅力的なエリアもあります。ボーダーさんは日本の歴史・文化への造詣も深く、そうした施設・エリアにオークウッドがあっても面白いかもしれませんね。

 おっしゃるとおり日本には魅力的なエリア、施設があります。ただ西欧のホテルを真似するだけでなく、例えば草津などの古い温泉地域にオークウッドがあっても良いかもしれませんね。これからの展開を、楽しみに見ていただければと思います。

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