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2021年3月19日号 トップインタビュー ヒルトン コンラッド・ホテルズ&リゾーツ グローバルブラン ドヘッド 兼アジア太平洋地域 ラグジュアリー&ライフスタイル部門副社長 ニルス-アーン・シュローダー 氏

トップインタビュー ヒルトン コンラッド・ホテルズ&リゾーツ グローバルブラン ドヘッド 兼アジア太平洋地域 ラグジュアリー&ライフスタイル部門副社長 ニルス-アーン・シュローダー 氏

【月刊HOTERES 2021年03月号】
2021年03月18日(木)
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旅行需要は間違いなく復活する。 新規ホテルプロジェクトはコロナ禍でも揺らぐことはない

---ヒルトンはここ数年日本で続々と新規ホテルの計画を公表しており、さらに昨年は東急不動産と「LXR ホテルズ&リゾーツ」ブランドとして2021 年に開業の「ROKU KYOTO, LXR Hotels& Resorts」プロジェクトを公表したり、三井不動産と「ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ&リゾーツ」ブランドとして2026 年に開業の「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」のプロジェクトを公表するなど、ラグジュアリーブランドの開業の公表も続いています。今回の新型コロナウイルスの影響による新規開発の面での影響はないのでしょうか?

 このような厳しい環境下でもありがたいことに開発のプロジェクトは進んでいます。先ほどおっしゃっていただいた日本でのプロジェクトのほか、アジアの他の地域でも多くの新規開発のプロジェクトが決まっています。

 ヒルトンは100 年以上の歴史の中で、グローバルに展開をしながらも各地域に開発のチームがあり、ホテル運営とともに地域に根ざした活動もしてきました。そうした行動の積み重ねがご評価いただけているのだと感じています。

 ラグジュアリーブランドの3ブランド(ウォルドーフ・アストリア、LXR、コンラッド)に関して言うと、現在アジアでは開業予定の20 軒を含め13 カ国45 軒展開しています。アメリカやヨーロッパ、中東でも同様ですが、ホテル開発は5 年や6 年といった短期的な視点ではなく、長期的な視点を持ったプロジェクトです。新型コロナウイルスはいつかは終息し、旅行需要は間違いなく復活するでしょう。ホテル事業は長期的な性質を持っているので、国々の往来が再開した時には、この苦境を乗り越えられると確信しています。

 

---ヒルトンのラグジュアリーセグメントにおいては、先ほどの「LXR ホテルズ&リゾーツ」と「ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ&リゾーツ」と、立て続けに発表となりました。その理由をどのようにお考えでしょうか?

 ヒルトンは、常に適切なブランドを適切な場所に一緒に展開できる適切なパートナーを探しています。「LXR ホテルズ&リゾーツ」はヒルトンの新しいラグジュアリー・コレクションブランドで、このブランドを日本で展開したいと考えていました。そして、今年秋に「ROKU KYOTO,LXR Hotels & Resorts」として開業できることを嬉しく思います。

 また、「ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ&リゾーツ」もニューヨークに第一号ホテルのある世界的に認知されたホテルですが、この誇るべきブランドを世界に展開しようとしたのが15 年前です。当然日本にも展開したいと考えていましたが、一方で、本当に「ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ&リゾーツ」の世界観を表現できる、理解あるパートナーとタッグを組むということも決めていました。そこに、素晴らしいパートナーと出会うことができ、昨年日本で初となるウォルドーフ・アストリアを東京で開業するための契約を締結しました。ホテルはチームメンバーが提供するサービスやホスピタリティーに加え、場所やハードなどの要素も重要です。そうした一つひとつを大切に、長期的な視点で素晴らしいパートナーとこれからもホテル開発を進めていきたいと考えています。

 

オーナー・オペレーターの数十年という長いパートナーシップが重要

---ラグジュアリーセグメントにおいてもほかのグローバルチェーンや独立系ホテルなど、さまざまなプレーヤーがいます。その中におけるヒルトンの強みはどこにあるとお考えでしょうか?

 歴史と実績という言葉に集約されると思います。ヒルトンが100 年以上の歴史を持つ中で、世界各地で数多くのラグジュアリーセグメントのホテルを運営してきました。アジアにおいては北京、上海からはじまり、アジアの主要都市でラグジュアリーホテルを複数開業してきました。また、成長著しい主要都市に次ぐ第二都市やリゾートエリアでも開業を経験しており、そうした経験やそれにともなうお客さまのブランドへの信頼は強みであると考えています。

 日本においても同様に、これまでの東京、大阪といった主要都市以外での展開、リゾートでの展開も十分に可能性があります。「Right brands, Rightpartner」という考えを大切に、今後も積極的にラグジュアリーセグメントの開発を推進していきたいと考えています。

 

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