(株)M&Aサクシード(本社・東京都渋谷区)が運営する事業承継 M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」は 2月 2日、1月に同プラットフォームで公開された宿泊関連の譲渡案件の軒数が 174件であったことを発表した。
同プラットフォームは譲渡企業と譲り受け企業をオンライン上でつなぐ事業承継 M&Aプラットフォーム。譲渡企業は会社や事業の概要を匿名で登録ができ、2月1日時点で 1万 600軒が登録され、譲り受け企業はその情報を検索して閲覧することができるのが特徴となる。
今回、22年 1月において、宿泊関連の譲渡案軒数は 174軒、前年同月比1.4倍、20年同月比 1.5倍。後継者不在問題に加え、コロナ禍の影響を受けて赤字事業を切り離すため、譲渡案軒数が増加することとなったという。
同社ビズリーチ・サクシード事業部長の前田洋平氏は「傾向は二つあり、一つは同業界同士の M&Aです。譲渡価格が下がる傾向にあるため、宿泊関連企業が M&Aを積極的に検討するケースがあります。もう一つは異業種による M&Aです。今をチャンスと捉え、異業種から参入するケースも見られます」と述べる。
ビズリーチ・サクシード事業部長の前田 洋平氏