写真中央向かって右がこの日、日本代表に決まった古屋聖良氏。中央左の成澤由浩シェフ、向かって右端のルカ・ファンティン シェフ、左端の山本征治シェフの3 人のトップシェフが審査員を務めた
ネスレ日本は『サンペレグリノ ヤングシェフ 2016』の日本代表1 人を選出する地区大会を、6 月29 日㈬に「ル・コルドン・ブルー東京校」で開催した。
当日は、書類審査で選出された10 人の日本代表候補シェフが集結し、成澤由浩シェフ(NARISAWA)、山本征治シェフ(日本料理 龍吟)、ルカ・ファンティン シェフ(ブルガリ イル・リストランテ ルカ ファンティン)の3 人のトップシェフが審査員を務めた。
審査は、10 人の候補シェフが審査員シェフの前でシグネチャーディッシュ一皿を実際に創作、プレゼンテーションする形式で行なわれた。3 名の審査員シェフは、各候補シェフの一皿を五つの基準(素材・技術・才能・美しさ・メッセージ性)に基づいて試食・審査した。
当初の予定時間を大きく回る入念な審査の結果、日本の四季を一皿で表現したシグネチャーディッシュ「The Four Seasonsin Japan」を創作した古屋聖良氏(学士会館/ 東京)が優勝者に決定した。古屋氏は、世界中の美食家に愛されているファインダイニングウォーター「サンペレグリノ」が2016 年10 月にイタリア・ミラノで開催する決勝大会に日本地区代表として出場する。なお、審査員を務めた成澤シェフがこれから決勝大会を目指す古屋氏のメンターシェフを務めることになる。「これはゴールではなくスタート。本コンクールを機に、イタリア・ミラノの決勝大会に向けてさらなる研鑽を積んで欲しい」と古屋氏に対して、激励の言葉を送った。
古屋氏は、成澤シェフのコメントを受け「日本地区代表に選ばれて光栄です。代表の名に恥じないように頑張りたい」と意気込みを語った。


古屋氏のシグネチャーディッシュ「The Four Seasons in Japan」。日本の四季を一皿で表現