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日本初上陸のシロップ「SHOTT」もお披露目!キーコーヒー主催「フード&ワイン提案会2023」

2023年10月24日(火)
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2023年10月17日、浜松町にある東京都立産業貿易センター浜松町館にて、キーコーヒー株式会社主催の「フード&ワイン提案会2023」が開催された。日本初上陸となるニュージーランド(NZ)産のシロップ「SHOTT」やキーコーヒーが取り扱う自社ブランドや仕入れ品を展示し得意先に対して提案した。
 

【SHOTT】
1973年にNZウェリントン(首都)にて創業したシロップメーカーが展開するブランドで、今回日本初上陸となる。既にNZやオーストラリア、北米、英国、アジアなど23か国で展開されている。人口着色料や香料、甘味料の使用はなく、高品質なサトウキビを使用している。
 

NZは多様性やサステイナビリティにおいて先進的な取り組みを行っている国であり、SHOTTもHACCPやBRC、Halal、Kosher、FDAといった認証の取得だけでなく、リサイクル可能なプラスティックボトルを採用しており環境や多様性にも配慮されている。
 
用いられる素材にもこだわりがある高品質なシロップだが、このSHOTTは直輸入を実現することで価格を抑えるようにしている。SHOTTには、「プレミアム・コーヒーシロップ」と「プレミアム・フルーツベース」の展開がなされているが、日本上陸第一弾は「プレミアム・コーヒーシロップ」からキャラメル、バニラ、ヘーゼルナッツ、ホワイトチョコレート、チャイ(オリジナル)、フレームドオレンジの6種類が販売される。
 
シロップそのものの味わいはハチミツを思わせるような濃厚さと自然なフレーバーが特徴で、コーヒーに加えてもくどさがなかった。また、ポンプスタンドもあるため、オペレーションの観点からも手軽に活用できるのではないかと感じた。
 
【有名ブランドも】
他にも、先日のSCAJ2023で大きくプロモーションを行っていた「トアルコ トラジャ」や米国最古のコーヒーブランドの一つとも言われる「ライオンコーヒー」のブースもあった。
 

ライオンコーヒーは、1864年にオハイオ州で誕生したブランドだが、1979年に米国内で唯一商業ベースでコーヒー豆を生産しているハワイ州ホノルルに移転し、ハワイを代表するコーヒーブランドとして認知されている。ブース近くでは、バニラマカダミアなどのフレーバーがとても印象的に香っていた。
 

また紅茶の「リプトン」を扱うエカテラ・ジャパン・サービス株式会社は、1994年にスティーブン・スミス氏によってオレゴン州で生まれたティーブランド「TAZO」のチャイティーラテベースを展示していた。その特徴はミルクと1対1で割るだけで手軽に本格的なチャイティーが味わえることだ。「TAZO」は以前大手外資系カフェが保有していたブランドとしても知られている。その他紅茶を用いた新しいアレンジメニューの実例を提案していた。

【目を惹いた展示】
特に以下の2つのブースが特に印象的だった。1つ目はキーコーヒーが提供する「COR:Craft Original Roasting」で、小ロットから製造可能なオリジナルブレンドを行えるサービスだ。
 

自店舗のオリジナルや他店との差別化、また物販も視野に入れての展開などに繋げることができる。味わいというこだわりだけでなく、コーヒーを活用したアップセルという視点でも検討に値するサービスだと感じた。こうしたサービスは最小ロットが大きいのが懸念だが、物販まで視野に入れるとある程度の杯数が見込める店舗では難しい条件ではないように感じられる。
 

2つ目は、ドリンクサーバー「teaCo」だ。通常のドリンクサーバーと異なるのは、キューサイ青汁を活用したサーバーという点だ。健康へのニーズは潜在的にあり、例えば従業員向けの福利厚生の一環として食堂で活用したりすることも可能だと感じた。
 

高齢の方だけでなく、独り身の方々も増えてきている。単身者が増えると、食事のポーションも一人前分で用意することから多品種少量の料理を準備するのも手間(コスト)になってくる。作り置きという手もあるが、単身で働いていると料理をする時間も少なくなってくる。手軽に野菜が取れるスタンドというのは、現代のニーズにも合っているように感じた。
 
他にもワイン輸入業者や食品会社も多く出展しており、様々な商品やソリューションを提案していた。コロナ禍が明けて展示会も活発に行われるようになってきた。観光地としての魅力も相俟って、ホテル業界をターゲットにした新しい商材も増えつつある。人手不足もあり、なかなか会場に赴く機会がないかも知れないが、気になる情報があれば積極的に活用頂けると幸いだ。
 
担当:小川

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