宿泊業8件（前年比3件増）、飲食業75件（前年比15件増）

　東京商工リサーチは 2023年 12月の「倒産月報」を 2024年 1月 15日に発表した。全国の企業倒産件数は 810件（前年同月 33.66％増）、負債総額が1032億 2800万円（同30.38％減）となった。
 
　件数は、2022年 4月から 21カ月連続で前年同月を上回った。2カ月連続で 800件台に乗せ、3月の 809件を超え、2023年では最多となった。

　負債総額は、2カ月ぶりに 1000億円を超えた。2カ月連続で負債 100億円超の倒産は発生せず。負債 1億円未満が 612件（構成比 75.5％）で、小・零細企業が押し上げる傾向に変化はない。
 
　産業別は、農・林・漁・鉱業と不動産業を除く 8産業で増加した。建設業が163件（前年同月比49.5％増）と大幅に増え、12カ月連続で前年同月を上回った。

　「新型コロナウイルス」関連倒産は、250件（前年同月比 2.4％増）発生した。「人手不足」関連倒産は、従業員退職が 6件（同ゼロ）、人件費高騰が 5件（同ゼロ）など。

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