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2025年6月号 日本フードサービス協会 2025年3月の外食産業市場動向

日本フードサービス協会 2025年3月の外食産業市場動向 外食全体の売り上げ前年比107.0%

【月刊HOTERES 2025年06月号】
2025年06月13日(金)
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歓送迎会や春休みなどで外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別が進む

 3月は、月初の降雪で宴会のキャンセルなど影響を受けた業態もあったが、後半は歓送迎会、春休みの家族需要もあり、外食全体の売上は前年比107.0%となった。また、3月として訪日外客数が過去最高を更新したインバウンド もプラス要因となった。外食全体の売上は比較的堅調となったが、物価高騰が続く中、消費者の選別は進んでおり、一部業態・企業では客数が前年割れするなど、業種間・企業間で差が見られた。備蓄米の放出が始まったが値上がりが続いていることも、経営圧迫の一因となっている。

 ファーストフード業態(FF)は、全体売上107.5%となった。「洋風」は、定番の季節商品や期間限定の新商品、値引きキャンペーンなどが好調で、売上106.3%。「和風」は、異物混入報道で客数に影響が出たが、客単価がカバーし、売上110.8%。「麺類」は、春休みの家族需要で、売上108.7%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、価格改定による単価上昇で売上は昨年を上回ったが、回転寿司の高単価品の伸び悩みや客数減が売上を下押しし105.6%。「その他」は、「アイスクリーム」が気
温の寒暖差が大きい中で暖かい日の販売が堅調、「カレー」は値上げでデリバリー客が減少も客単価がカバーし、全体の売上は106.3%。

 ファミリーレストラン業態(FR)は全体売上107.0%。FR は、月初の降雪などが客足に影響したところもあったが、春休みや卒業シーズンで家族客のハレ需要が堅調、 また低価格業態が引き続き好調で、「洋風」は売上105.8%、「和風」は売上110.9%、「中華」は売上112.7%。「焼き肉」は、これまで若年層や家族客に支持されてきた「食べ放題」業態を中心に客足が伸び悩み、売上100.7%。

 飲酒業態は、歓送迎会需要はそれなりにあったものの、法人を中心に大きめの宴会が戻りはじめた前年に比べて、今年は小規模宴会のほうが多く、月初の降雪で予約のキャンセルもあり、客数が減少、売上は100.8%。

 ディナーレストラン業態は花見シーズンと過去最高のインバウンドで、都心部を中心に需要が引き続き好調で、売上107.0%。
 喫茶業態は日々の気温の変動が大きく、寒い日は客足にも影響が見られたが、原料高をカバーするための価格改定で客単価が上昇し、売上108.2%。

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