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NJWインターナショナル 創業者 兼 CEO ナタリア・J・ウィルソン氏

明確なブランドビジョンを持って 富良野を皮切りに日本でのさらなる展開を標榜

2024年08月08日(木)
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マレーシアのコングロマリットであるLGBグループの傘下企業であるパークウッド・ホスピタリティー(本社:シンガポール)が北海道・富良野に2023年12月19日「ノゾ ホテル(Nozo Hotel)」を開業した。本インタビューでは同ホテルの運営を担うNJWインターナショナルの創業者 兼 CEOであるナタリア・J・ウィルソン氏にノゾ ホテルのコンセプトや今後の展望について聞いた。

 

「Nozo(ノゾ)」ブランドに込めた思い
 
 シンガポールを拠点にするパークウッド・ホスピタリティは2023年12月19日、北海道・富良野に「ノゾ ホテル(Nozo Hotel)」を開業した。パークウッド・ホスピタリティはマレーシアのコングロマリットであるLGBグループに所属するホテル所有企業であり、日本ではホテルソラージュ大分・日出とノゾ ホテルの二つのホテルを所有している。これらのホテルの運営統括を委託されたのがNJWインターナショナルだ。
 
「私たちはホテル不動産投資から運営まで幅広い経験を持ったプロフェッショナルの集団です。この度日本では二軒のホテルを展開するパークウッド・ホスピタリティの日本のホテルの運営を統括するマネジメント会社として任命をされました。
 パークウッド・ホスピタリティは日本の都市部ではなくリゾートをはじめとした地方都市での展開に大きなポテンシャルを感じており、その展開ブランドとして『ノゾ』を立ち上げました。
『ノゾ』という名前は日本語の『望み(Hope)』に由来をいています。パークウッド・ホスピタリティは日本において2023年に事業を開始しました。訪れる人々にその土地の魅力や“Hope”を提供し、家族や友人たちと大切な時間を過ごしてもらいたいという思いからこの名前を選びました」(NJWインターナショナルの創業者 兼 CEO ナタリア・J・ウィルソン氏、以下「ウィルソン氏」)。
 

ほかにはない滞在経験を生み出す
 
 ノゾブランド第一号となったのは北海道・富良野。同地にあったホテルをリノベーションしリブランドするという形でノゾ ホテルは誕生した。
 
「『ノゾ』ブランドのビジョン・ステートメントは『今この瞬間をより生きる』です。訪れるお客さまに滞在を通じてその土地の魅力を感じることができる『楽しい社会的・文化的活動の拠点』となることです。そのためにホテル内での快適な滞在はもちろん、地域のコミュニティとのつながりも大切にし、地元の食や文化、芸術を通じてお客さまにほかのホテルにはない体験・経験をしていただき、ただのホテルとゲストという関係性を超えたクラブ精神を持つホテルを目指しています。
 ノゾ ホテル富良野においてはもともとホテルだった施設を改装し、館内は北海道らしいナチュラルな素材を意識しながらコンテンポラリーなテイストでまとめ、エントランスから続くバー ラウンジ、レストラン、テラスは開放的で一体感のあるデザインとし、まるで自宅のように気軽に過ごしていただける雰囲気を大切にしました。同時にスパやキッズルーム、スキーロッカー(冬場)/自転車置き場(夏場)、ジム、ショップやベイカリーなど滞在経験を向上する施設も備えています」(ウィルソン氏)。
 
 ノゾ ホテルとして掲げるビジョン・ステートメント「今この瞬間をより生きる」やそれを実現するための「楽しい社会的・文化的活動の拠点」の実現のためにはハードはもちろん、日々のオペレーション、スタッフのホスピタリティーも重要だ。
 
「日本には四季があります。富良野でも冬はスキーやスノーボードは有名ですが、それだけでなく犬ぞり体験やワカサギ釣り、雪の森探検など楽しみ方はさまざまです。また、春から夏にはラベンダーやチューリップなどの花畑巡り、サイクリングツアー、ウォーターラフテイング、釣り、キャニオリング、ナイトウォッチングなど、いつ訪れていただいても毎回違った体験ができる魅力をお届けしています。
 また、滞在中の食の体験にも力を入れています。「Farm to Table (農場から食卓へ)」をコンセプトに、地元の農家から旬の食材を調達し、富良野の収穫を感謝して召し上がっていただけるように努力しています。サラダ、スープ、寿司、鉄板焼きなど、シンプルな生野菜を様々なスタイルで調理し、その季節にしか味わえないような食材を「Farm to Table」をコンセプトにした「シラカバ レストラン」でお届けしています。


そのほか、クリエイティブな活動に積極的に取り組むようにしています。より食の魅力を高めるためホテル館内でポップアップショップを開催したり、イタリアンやスペイン料理、中華など日本だけにとどまらない海外も含めた外部シーズンシェフとのコラボレーションなどをする予定です。」(ウィルソン氏)。
 
「地域との連携は食やアクティビティだけにとどまりません。富良野市や美瑛町とコラボレーションをして地域のプロモーションを行なったり、地元の学生の方をインターンとして迎え入れるなど、サステナブルな取り組みも大切にしています。
私たちは大きな企業ではありません。プロフェッショナルたちが集まった小さい組織だからこその個性を持ち、同時に家族的な雰囲気の中でスタッフの個性と多様性を大切にし、訪れていただけるお客さまをお迎えします。そうした個性がお客さまとホテル、お客さまと地域の皆さま、お客さまとお客さまをおつなぎし、コミュニティが生まれ、素晴らしい滞在経験につながります。
今後も地域の自然や文化、コミュニティなどの魅力の発見を通じて他にはない滞在経験をお届けするホテル運営を行ないながら、日本国内でのさらなる展開を目指していきます」(ウィルソン氏)。
 
NJWインターナショナルの創業者 兼 CEO
ナタリア・J・ウィルソン氏
 
Nathalia Wilson
ハイアット、ゴールドマン・サックス、サヴィルズ・リアル・エステート、IHGなどでホテルマーケティング、開発、投資、資産運用など25年の経験を持つ。日本やインドネシア、オーストラリア、シンガポール、香港、インド、ミャンマー、モーリシャスなど、アジア太平洋地域の多様な国々の業務や文化に精通している。
 
 

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