全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会
会長
井上 善博 氏
日々最高のおもてなしを尽くすこと
昨年、訪日外国人旅行者数は過去最高の水準に達する一方で、その大半が大都市圏に集中し、多くの地域ではいまだ恩恵を十分に享受できていません。今こそ我々は、この好機を地域が自らの「稼ぐ力」を取り戻す転換点とするとともに、宿泊観光産業が持続的に収益を生み出せるよう構造改革を着実に進めていかねばなりません。
全旅連では昨年、組織体制を抜本的に見直し、8つの専門部会を新たに編成し、現在、人手不足、DX化、自然災害への備えなどの課題に対し精力的な議論を進めております。また、地方創生が国家的な課題となる中、近年、多くの宿が地域づくりに主体的に関与し始めており、今後はこうした動きを力強い潮流へと育ててまいります。
さらに、「観光立国・日本」を実現するためには、業界から国会議員を誕生させるとともに、観光庁を「省」に昇格させることも不可欠です。加えて、多くの宿泊施設が未だ本格再開に至っていない能登半島地震の被災地域については、業界全体で支援を続けていかなければなりません。
最後に、日本の宿文化を継承していくためには、個々の宿が日々最高のおもてなしを尽くすことが何より重要です。その積み重ねの先に、宿泊観光産業の明るい未来が必ず開けると信じております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。




