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コミュニケーション科学研究所

全国縦断マーケット調査 東京都

【月刊HOTERES 2015年10月号】
2015年10月02日(金)
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アジア人気の上野浅草
 人口減少の予測が暗い未来を予告するかの感がある中、交流人口の創生もますます重要になってきた。観光入り込み客の全国調査結果を見ると東京都の入り込み数は4 億5773万人で2 位が神奈川県の1 億8459 万人となっている。東京の中で今元気なのは台東区である。台東区の平成24 年の観光調査によると年間入り込み者数は4382 万人と見られ、1人当たり消費金額は6774 円で総計3000 億円と推計される。台東区の財政支出は917 億円であり、その3 倍にあたる。中でも上野、浅草の賑わいは格別で上野地区1576 万人。浅草地区2075 万人となっている。上野には上野公園とアメ横買い物街があり、浅草は浅草寺と三社祭りなどの大きなイベントが人を呼んでいる。それに加えてお隣のスカイツリーの受け皿になっていることも大きい。そして近年大きく飛躍したアジア観光客の増加もある。区ではムスリム対応講座を開く熱の入れようである。
 
第3 次産業比率が高い
 都の面積は2188.7㎢で全国45 位と3 番目に小さい。人口は1280.8 万人で第1 位。年齢構成を見ると、14 歳以下の幼年人口11.8%、生産年齢人口66.1%。老年人口22.1%となっており、生産年齢人口比率が高く、高齢比率が低い。県民分配所得は57.7 兆円で全国第1 位。2 位神奈川の2 倍ある。一人当たり所得は437.3 万円で全国1 位と2 位静岡の1.5倍の高さ。産業別にみると3 次産業比率が特に高い。逆に2 次産業比率は全国で最も低い。一人当たり工業生産額は64.6 万円で全国46 位と沖縄に次いで低い。
 
ホテル低調で旅館が伸びる
 飲食店は09 年で8 万9243 店ある。内訳を見ると、食堂レストランは5170 店で5.8%を占める。専門料理店は2 万8522 店で32.0%。その中では、中華料理店が多く9409 店で10.5%を占める。次が日本料理店で8693 店、9.7%と続いている。その他、そば・うどん店は5299 店(5.9%)、すし店は4309 店(4.8%)ある。遊興飲食店の酒場ビヤホールは2 万1011 店(23.5%)、バー・キャバレー・ナイトクラブは1万3840 店(15.5%)と両者あわせて39.0%と全体の4 割弱を占める。そのほか、喫茶店は7394 店(8. 3%)、ハンバーガーその他の飲食店は3100 店(3.5%)となっている。09 年の調査から分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は5004 店ある。2012 年のホテル数は684 軒、客室数は9 万5878 室ある。90 年からの伸び率を見るとホテル数は全国の82.3%に対して27.6%、客室数は105.1%に対して52.5%と、ともに全国平均を下回る。他方、旅館客室が伸びている。
 
※このほか本誌では経済的地位、年齢区分、工業統計、飲食店動向、県庁所在地の世帯あたり年間外食支出、都市別商業動向、外食チェーン出店状況、婚姻・離婚動向、各都市の人口増減率と小売販売増加率との相関、各都市の人口推移、長期商業統計、温泉地宿泊者数、ホテル・旅館数、観光・行楽活動参加率、各都市の人口一人あたり小売商品販売額を掲載しています。
 
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