サイプレスリゾート久米島(沖縄県島尻郡)は 11月より、全 84室の客室の内装を一新し、全室「久米島Tsumugi」ルームへとリニューアルした。
同リニューアルは 20年 11月に島の伝統工芸品「久米島紬」の文様を随所にちりばめた同コンセプトルームをつくりあげてのち、約 1年をかけて全室を同コンセプトルームへとリニューアルしたもの。
デザインは現代の紬柄の主流となる落ち着きのある色合いやシックな柄をベースに、王朝時代の復刻柄から鮮やかな色味を加えて、落ち着く空間でありながら沖縄ならではの華やかさを演出。
ベッドボードの上には市松模様の柄と、動植物の小鳥の柄(トゥイグワー)など、久米島紬の代表的な文様を重ね合わせて、紬特融の織りの構造がわかるようデザインされたアクリルパネルを設置した。
ほかにも、久米島紬織り作業工程のひとつである、絹糸の太さを均等に整えて絹糸の強度をより強くするために必要な「糸巻き」をモチーフとした天井ランプも設えた。 料金は 1泊朝食付きで 2名 1室利用1人当たり 1万 3400円〜(税・サ込み)にて販売する。
久米島紬の代表的な文様を重ね合わせたアクリルパネルを配置