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新しいマッチングで攻める!

【月刊HOTERES 2015年10月号】
2015年10月09日(金)
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COHIBA ATMOSPHERE TOKYO「葉巻」×「薩摩焼酎 金山蔵」

本誌では常々、マッチングの提案および成功例を取り上げてきているが、今回は料飲分野に焦点を当てる形の「特集」とした。ホテルや街中のレストランは設備・メニュー・業務形態などで常に前進している。特に震災からの復興、円高から円安への転換、インバウンドの増加という大幅な状況変化に合わせ、新たな一手を打ち出しているところが目を引く。その部分をクローズアップしていけばいくほど、マッチングの重要性がさらに明白となる。
 
円安・インバウンドの流れが
食のマッチングを加速させた
 
 顧客の動向は市場の変化と相まって常に変化を続けている。その振れ幅がもっとも最も大きいのが料飲業界なのは間違いない。何しろ新規オープンした店舗の約90%が1 年以内に閉店するという厳しさを持つ業界である。例えば数年前、牛丼チェーンは“デフレの申し子”と言われていた。それが今やすっかり勢いを失い、逆にデフレ期には“負け組”であったファミリーレストランが注目されている。だが、ファミレス側も何もせずに復活を果たしたわけではない。そこへ至るには並々ならぬ事業努力が行なわれていたわけだ。例えばロイヤルホストは日本各地の食材を料理にマッチングさせた「Good JAPAN フェア」などの新機軸を打ち出し、上質の客層を呼び込むことに成功している。
 
 新しいことをゼロから作り上げるのは大変な時間と労力が必要となる。店舗の革新を打ち立てるために最初に試みるべきなのは、やはりマッチングなのだ。実際、有能な経営者・運営者は日夜、マッチングに対する考察を行なっていることだろう。
 
 本特集では、とりわけ食・飲料・嗜好品のマッチングをクローズアップしている。葉巻と日本酒、和食とコーヒー、中華料理とワインがそれだ。近年におけるインバウンドの増加は日本の食文化を海外にアピールすることに大きな影響を果たすとともに、従来の価値観の範ちゅうではなかったマッチングを急速に推し進めた。もちろん、ただやみくもに進めるだけでは、美食の融合とは程遠い。逆にそこはプロならではの目利きの見せどころである。
 
 本特集に登場するプロたちのインタビューをぜひとも参考にしていただきたい。
 
 
TABLE OF CONTENTS
・総括 マッチングは料飲改革における “ 即効性” かつ“ 確実” な試みである。
・【インタビュー】フードビジネスカウンセラー・高桑 隆氏 繁盛店が仕掛けている食材マッチングの考察
・ 【インタビュー】『PAVONE』ラグジュアリー・アカウントマネジャー・松田 朗氏 コ・ブランディングの必要条件
・ つきぢ田村 × ネスカフェ(ネスレ日本㈱)
・ シロメィワイン × キャピトル東急「星ヶ岡」
・ 資生堂パーラーがいま、バーを展開した理由
・ 女子栄養大学 × ㈱フジマック
・ 佐賀県・伊万里市 × ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル「アジュール」 / テーブルコーディネート ㈱江戸前
・ ヘレナ ルビンスタイン × ホテル阪急インターナショナル「マルメゾン」
・ HACCI ×ホテル椿山荘東京「ル・ジャルダン」
 
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