ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • ホテル宿泊単価の上昇傾向は続く、月刊ホテレス客室稼働率調査24年2月速報
ホテルデータファイル 月刊ホテレス

ホテル宿泊単価の上昇傾向は続く、月刊ホテレス客室稼働率調査24年2月速報

2024年03月25日(月)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 小誌・月刊ホテレス独自調査「全国ホテル客室稼働率」の2024年2月結果がこのほどまとまった。今回、全国115ホテルの平均客室稼働率は73.4%(前年月72.0%)、ADRは1万3809円(同1万2057円、14.5ポイント増)、RevPARは1万136円(同8681円、16.8ポイント増)となった。
 
 ADRにおいて、前月の2024年1月は1万3306円(同1万2360円、7.7ポイント増)と2022年7月ぶりの1ケタ成長であったが、当月は再び2ケタ伸長へと転じた。
 エリア別のADRでは、本調査区分の全14エリア(エリア区分を後述に記載)において対前年月比で上回り、うち東北、甲信越・北陸、東海、中四国を除く10エリアにて2ケタ伸長となった。
 
 高単価戦略による売上増を目指す傾向が続く中、各ホテルからは「全国旅行支援が今年はなくなりADRを上げた分、稼働が落ちた」、「稼働率こそ約10%offしたものの、単価を大幅に伸ばし月間売上は10%up」、「前年よりもインバウンドがかなり増加した」などのコメントが寄せられた。
 
〈用語解説〉
OCC(Occupancy Ratio):客室稼働率
●ADR(Average Daily Rate):1日1室当たりの客室平均単価
RevPAR(Revenue Per Available Room):1日1室当たりの客室売上高
RevPARは客室販売における最重要指標、RevPAROCC×ADRで算出
(例:客室稼働率50%×ADR 20,000円=RevPAR 10,000円)
 
〈調査区分〉
北海道、東北、北関東、東京フルサービス型、東京宿泊主体型、南関東、甲信越・北陸、東海、近畿(京都・大阪含む)、京都、大阪、中四国、九州、沖縄の全14エリア
 
〈算出条件〉
●今回の数値は小誌・稼働率調査において「該当月および前年同月」の「客室稼働率およびADR」の計4項目すべて回答のあるホテルのみを用いて算出。そのため、開業1年未満のホテル、前年同月に休館したホテルなどは含まれず。
 
〈備考〉
小誌「月刊ホテレス」2024年5月号では連載「全国都市別ホテル客室稼働率」にて、24年2月の速報値(計411ホテルの都市別平均値)を掲載。
 
―――
文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2024年04月15日号
2024年04月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】本誌独自調査 2024年日本のホテルチェーングループ一覧〈前編〉
【TOP RUNNER】
リージェントホテル香港 マネージング・ダイレクター ミシェル…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE