STRグローバル
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ホスピタリティー産業関係者に多様なデータを提供している STRグローバル(本社・ロンドン)は、3月 25日、世界 4地区(対象約 5万ホテル・675万室)における2015年2月のホテル客室3指標を発表した。なお、日本の都市、リゾート別詳細データに関するお問い合わせは、STRグローバル日本担当の石田恵氏(mishida@strglobal.comまたは 080-3396-9092)まで。
3指標のすべてで減少となったアジア・パシフィック
アジア・パシフィック全体の稼働率、客室平均単価(以下 ADR)と販売可能客室一室当たり収益(以下RevPAR)は、すべて減少していることが分かった。
2月のアジア・パシフィックの稼働率は 64.6%(3.6%減)、ADRはUS$117.64(3.6%減)、RevPARはUS$75.97(7.0%減)だった。
今回の調査にあたり、STRグローバルのマネージングディレクターであるエリザベス・ウィンクルは次のようにコメントした。「各国のパフォーマンスは現地通貨換算によってかなり変化します。
日本は稼働率 84.6%(3.2%増)、ADR1万 3050.26円(10.6増)と共に増加、その結果 RevPARは1万1042.41円(14.2%増)となっています。ほぼ日本全国において、価格上昇を基調とした RevPARの上昇が続いていて好調です。
タイは稼働率 86.0%(26.7%増)、RevPARは THB3635.33(26.7%増)と最も増加したものの、ADRはやや減少しTHB4225.03(0.1%減)となりました」
主な市場動向として、稼働率はタイのバンコクが 86.0%(53.8%増)と最も上昇した。大きく下落したのはマレーシアのクアランプール 59.6%(22.4%減)とインドネシアのジャカルタ54.9%(21.6%減)である。
ADRが最も上昇したのは大阪 1万3639.92円(25.9%増)、続いてニュージーランドのオークランドNZD189.10(15.3%増)である。反対に下落したのはインドのデリー首都圏域 NCRの INR7080.85(7.4%減)と香港HKD1654.40(7.2%減)である。
RevPARではバンコクTHB3024.23(68.9%増)と大阪 1万 2348.36円(33.0%増)が最も上昇し、クアランプール MYR216.64(24.8%減)が最も下落した。