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トップインタビュー ㈱ニューコーポレーション  ㈱奈良屋  専務取締役 小林 恵生 氏

“リゾートホテル”の可能性に光を当て 屈指の温泉地・草津の新時代を開拓し続ける

【月刊HOTERES 2016年02月号】
2016年02月26日(金)
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伝統的温泉地・草津に新しい風が吹いている。メディアの波及効果も相まって若者やインバウンド客が増加傾向にある。こうした中、草津生まれの企業・㈱ニューコーポレーションは、グループ施設として、“リゾート”にこだわる「草津ナウリゾートホテル」、老舗旅館「奈良屋」(㈱奈良屋が経営)、素泊まり宿「湯畑 草菴」の三本柱をもとに、地元産業・文化に寄り添いつつ、独自のスタンスで新たな道を開拓し続けている。ニューコーポレーションの小林恵生専務に、次世代に向けた取り組みを聞いた。


㈱ニューコーポレーション  ㈱奈良屋  専務取締役 小林 恵生 氏

温泉地・草津に新たなにぎわい
 
伝統的な温泉地・草津ですが、最近は若者や外国人からも注目されています。その手ごたえは。
 
 おかげさまで、草津全体で来客数が年々微増しています。町が中規模なうえに施設数に変動が少なく、景気動向に影響されにくいため、安定した経営ができるのが草津の良さでもあります。 根強い人気の理由は、やはり泉質の良さによるものが非常に大きいと思います。湯量が多く、ほぐれる、すっきりする、といったさまざまな効能がその場で表れやすい。草津のよさが“実感”としてすぐに感じられるのが人気の秘訣でしょう。
 
 とはいえ、草津がずっと変化していないかというとそうではない。「草津と言えば温泉」と誰もが認知してくれた時代が長らく続きましたが、最近は、生活習慣として湯船の中に入らない、家族旅行で温泉に入る機会がないという声も聞かれる。温泉の良さを知らない若い世代が増えているわけです。一方、そうしたお客さまが草津温泉を利用すると「想像以上に良い」と実感してくださる。さらに、そうした経験がSNS などでシェアされ、それを見たほかの方々が足を運んでくださるという好循環が生まれ始めています。
 
 SNS やネットの普及に相まって、若いお客さまは確実に増えています。草津の町並みそのものは古き良き伝統を維持したまま大きくは変わっていませんが、湯畑をはじめとする昔ながらの風情が、若い人たちの目にはアミューズメント感覚に映るようです。新世代にとって伝統的な温泉街が古くて新しいスポットになってきているのではないでしょうか。

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