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HOTERES EYE 

森山大道氏とのコラボレーションプロジェクト 生まれ変わったロックスターホテル大阪

【月刊HOTERES 2016年03月号】
2016年03月04日(金)
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代表作「三沢の犬」をテーマにした3F 廊下部。フロアに一歩踏み入れると、そこにはゲストを魅了し、非日常を演出する趣向がこらされている

「ただの宿泊施設としてのホテルではなく、時代をリードし、カルチャーを発信する」をコンセプトに、2013 年12 月にオープンしたロックスターホテル大阪(大阪・阿波座)が、15 年12 月24 日リニューアルオープンを行なった。写真家で有名な森山大道氏とのコラボレーションプロジェクトにより生まれ変わった、同施設の新たなテーマは「知性と官能」。


7F Bar スペース。ロックスターホテルの名にちなんで、天井の使用はスター(星)の形になっている。

 ゲストを迎えるエントランス周りは、モチーフイメージである薔薇の壁紙で覆われ、さらに同様のテーマで造形された作品が装飾されている。客室のある3F ~ 6F のフロアには、代表作「三沢の野良犬」/3F、ニューヨーク/4F、パリ/5F、エロス/6F と、同氏の歴史を辿るように各階ごと、異なる作品が室内はもちろん、通路の壁紙にいたるまで随所に用意されている。部屋数は全体で17 室、15 ~ 40㎡の広さを有する。6F部はフロア全体を一つの客室とし、一体感を存分に堪能できる仕様とした。

14-16㎡のスタンダードルーム。シンプルな室内では、森山大道氏の作品が存在感を放つ
フロントからエレベーターへ続く廊下は、モチーフイメージである薔薇の壁紙で覆われている。

 2F には「レストランPANTRY」があり、朝食、ランチ、ディナーの対応。店内は客室スペース同様、五感を刺激する作品や仕掛けが施されている。食事へのこだわりも強く、厨房内には自家製の石窯が設けられているのも特徴だ。7F にはBar、イベントスペースを付帯。簡単なパーティーから小規模な音楽イベントなど、多目的な利用が可能となっている。

キッチン内にある自家製の石窯は、オーナーである岩端氏の「食」に対するこだわりのあらわれ
間接照明を用いることで、室内の雰囲気や印象の変化をもたらす

  開業前々日には、メディアを対象とした内覧会と、プロジェクト関係者とのトークセッションを実施。その中でオーナーであるEPO Group 会長 岩端氏は「客室に飾られている作品は全て異なります。加えて廊下の壁紙も階ごとに異なるため、どのフロアのどの部屋に滞在するかによって、さまざまな印象を持っていただける。これはリピーターに対しても効果的であり、大阪に来る際は、またこのホテルに戻ってきて、 違う部屋、違う階に泊まりたいと思わせる良い循環を狙っています」と強く語った。

〈森山大道氏プロフィール〉
1964 年大阪府生まれ。カメラ雑誌デビューから、現在に至るまで、「アレ・ブレ・ボケ」と表現される作風で、常に路上に被写体を求め作品を撮り続けてきた日本を代表する写真家。(代表作)三沢の犬
 
DATA
所在地= 〒550-0011 大阪市西区阿波座1-4-11 /電話㈹=06-6538-6909 / URL=http://rockstar-hotel.jp/ /開業年月日=2013 年12 月13 日/規模= 地上7 階建/駐車場= 無/敷地、施設、延床の各面積=N/A /設計と施工業者=N/A /施設サービス=Wi-Fi 環境、有線LAN、飲食施設、ルームマッサージ/運営= ロックスターホテルマネジメント㈱/客室= 全17 室【スタンダード14 室(14-16㎡)、ジュニアスイート2 室(30㎡)、スイート1 室(70㎡)】/正規価格= スタンダード¥12000 〜、ジュニアスイート¥30000 〜、スイート¥60000 〜/平均稼働率= 約80%/平均客室単価=15400 円

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