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データファイル 日本フードサービス協会

2016 年3 月の外食産業市場動向 ファストフードが好調で、売り上げは前年を上回る

【月刊HOTERES 2016年05月号】
2016年05月27日(金)
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  3 月は、気温の変動が大きく花見シーズンの前半に気温が下がり、また日曜日が昨年より1 日少ないこと等が一部業態の客足に影響を与えたが、ファストフード(FF)がおおむね好調に推移したことから、全体の売り上げは4 カ月連続して前年を上回り101.8%となった。
 
 一方、これまで堅調に推移してきたファミリーレストランは消費行動の変化からかディナー時間帯を中心に振るわず、売り上げは35 カ月ぶりに前年を下回った。業態別では、ファストフードの全体売り上げは105.4% と前年を上回った。業種別で見ると、「洋風」は、昨年の異物混入問題からの回復に加え、各社キャンペーンメニューが好調で売り上げは110. 8% となった。「和風」は、定食メニューが健闘して売り上げは102.7%。「麺類」は、引き続き堅調で売り上げは102. 8%。「持ち帰り米飯・回転ずし」は、店舗削減から97.4% と前年を下回った。「その他」は、アイスクリームのイベントが好評で、売り上げは102.0% となった。
 
 ファミリーレストラン(FR)業態については、消費行動の変化からか全般的に客数が伸びず、売り上げは98.8% と35 カ月ぶりに前年を下回った。業種別では、「洋風」は、お得なランチメニューなどは好調だったもののディナー時間帯が振るわず97.1%、「和風」は、低温で花見需要のピークが4 月にずれた地域があったことなども影響し98.9%、「中華」は店舗削減で98.5% となった。「焼き肉」は、学生等若年層向け歓送迎会キャンペーンなどが奏功し、また春休みのファミリー需要も取り込んで、売り上げは106.0% と引き続き好調に推移した。
 
 パブ・居酒屋業態に関しては、「パブ・ビアホール」は、キャンペーン等の集客努力により売り上げは100.6% と前年を上回った。「居酒屋」は店舗削減の影響で91.2% と引き続き前年比減が続いているが、価格設定が安めで健闘しているブランドもあった。
 ディナーレストラン(DR)業態では消費者の節約志向が出始めたのか全体的に苦戦したものの、店舗数の増加と一部高単価ブランドの好調で売り上げは104.5% となった。
 喫茶業態については、中下旬の低温が客足に影響したが、売り上げは100.0% と前年並みとなった。

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