第30 回 H.B.A. CLASSIC 創作カクテルコンペティション・チャンピオンシップ グランプリの吉田宏樹氏(ホテルニューオータニ)
(一社)日本ホテルバーメンズ協会(H.B.A.)が主催するバーテンダー全国大会「H.B.A. クラシック 創作カクテルコンペティション チャンピオンシップ&カクテルフェスティバル」の第30 回大会が札幌プリンスホテルで行なわれ、東京支部を代表したホテルニューオータニの吉田宏樹氏がグランプリの観光庁長官賞を受賞。深紅のチャンピオンコートを身にまとった。
第30回記念大会は初めての地方都市開催
(一社)日本ホテルバーメンズ協会(H.B.A.)によるバーテンダー日本一を決める全国大会が6 月25 日㈯と26 日㈰に札幌プリンスホテルで行われ、全国12 支部の予選を勝ち抜いた21 人のバーマンたちがおのおのの知識と技術、経験を競い、深紅のチャンピオンコートと優勝杯を争った。
2 日間にわたって実施されたH.B.A. クラシック。現行ルールでは4 部門でおのおののスキルを競う。25 日には非公開で筆記試験、ブラインドテイスティング、そして接遇審査がスカイラウンジ「 トップオブ プリンス ラウンジ・バー」のカウンターで行なわれ、会場のホテル28 階は緊張感が立ち込めた。
26 日は国際館パミール全館を使用して、創作カクテルコンペティションを公開。「オールデイタイプのシェークによるショートカクテル」とする課題の中で、華やかなカクテル制作が続いた。
採点全体のうち50%を占める創作カクテルは、ネーミングや完成度、デコレーションや色・香り・味による作品審査100 ポイントと、礼儀作法や調合動作、分量の過不足がないかなどの技術審査40 ポイントの計140 ポイント。4 分の競技時間で5 杯のカクテルを仕上げる。また、作品を評価する審査員は、調合するバーマンによる先入観を持たぬよう、ステージが見えないスペースでの審査が行なわれた。
左から、八重樫猛、飯塚貴也、吉田宏樹、泉孝祐、角田翔(敬称略)