LIBRO(リブロ=スペイン語で“本”)に見立てた「イベリコ豚ロースのLIBRO」。中身はモレツァレラチーズと生ハム
㈱グリーンハウスフーズは昨年12 月より、西新宿・高層ビルエリアにある新宿三井ビル地下1 階で「スパニッシュ ダイニング Rico」を経営する。地下1階とは言っても店舗前は屋外広場の形状になっており、ガラス窓から自然光が差し込む同店にも地下街店の印象はない。110 席を誇る店内はエリアごとにスペインの街並みを意識したテーマが定められ、内装やインテリアで具現化されている。料理はスペイン人シェフ監修の下、本場の食材・調理法で作った本格派メニューにさらに手を加え、日本人好みに整えた。柱となる食材はスペイン西部のみに生息する“ イベリコ豚”の肉。ちなみに本店舗以外で“100%純血種のハモン・イベリコ(生ハム)” を扱える店は、日本国内には無い。それを手軽な価格で提供できるのは、とんかつ「新宿さぼてん」の運営などで独自の仕入れルートを開拓している㈱グリーンハウスフーズならではである。
西新宿という街の特徴である、曜日・時間帯による客層の大きな変化にも考慮した。平日はランチ、カフェ、ディナーそれぞれの時間帯ごとに音楽や照明を変える演出をほどこす。観光客やファミリー層が中心となる土・日・祝日には、20 種類のスペイン料理が並ぶ「タパスブッフェ」で、大人から子供までを大いに堪能させる。
(取材・本誌 岩﨑友昭)





