アニヴェルセル表参道
“ウエディングフェアのコーディネートは若手のプランナーにまかせています。若い感性が大切”と豪語する管理職の声を聞く。もちろん、中には経験豊富で感度の高いプランナーもいるかもしれないが、若い感性だけでは顧客が絶対的に欲するものを提供し続けることはできない。それは顧客目線を無視した独りよがりの作品に過ぎないからだ。
かといって、多忙であり過酷な労働環境の中で今の流れを見聞きする余裕のないプランナーが大多数である。これでは顧客目線に立つこともできず、まさに井の中の蛙状態にある。当然のことながら、カップルの琴線に触れるものを創り上げることができない。
リーガロイヤルホテル小倉
結婚する男女の平均年齢が30歳を超え、今後ますます晩婚化が進むと予測される中で、そのカップルたちに向けどう初動を起こさせるかは、雑誌やインターネット、スマートフォンから発信されている情報が第一関門となる。
その中で、ヴィジュアルとして集客力アップに欠かせないのが空間コーディネートだ。
前述のとおり、本来であればウエディングプランナーの知識や提案力で勝ち得たいところだが、現実は装置産業の色が濃く、プランナーへの教育も追いついていない状況にある。
プランツコレクション
そこで今回は来春2016年の商戦にいち早く切り出すためのヒントとなるコーディネート事例を軸にまとめた。計14社のヴィジュアルに訴求する事例、そしてアカデミック対談として遠山詳胡子氏とフラワーデザインの基本的な理論を構築したSHOKO氏に出演いただいた。
本特集を、お客様へさらに選ばれる空間を創りだすための材料としていただきたい。
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