□弘前城の桜
日本列島を北上する桜前線は、3月末ごろ関東を通過。青森では弘前城の桜が 4月 26日ごろに満開を迎えると気象庁は予想している。青森のお祭りは、夏はねぶた、春は桜が全国から人気を博している。近年の弘前城の桜祭りには全国からの観光客を含めて約 200万人と推定されており、全国の桜見物来場者ランキングでは東京の上野公園と並んで第 1位の人気を誇っている。弘前城公園は、広さ 49万m2(15万坪)で、後楽園ドームが 5個入る広さで、桜は 2600本植えられている。弘前城の桜は江戸時代の 1715年に津軽藩の侍が京都からカスミザクラの苗木を持ち帰って植えたのが始まりとされる。また、弘前桜の美しさの秘密はリンゴの剪定技術が授用されていることにもよるという。
□第1次産業比率が高い
当県の面積は 9644.7.で全国 8位と岐阜県に次いで広い。人口は 136.4万人で 31位奈良県、滋賀県に次ぐ。年齢構成を見ると、14歳以下の幼年人口 11.8%、生産年齢人口60.6%。老年人口 27.6%となっており、高齢化が進行している。県民分配所得は 3.2兆円で全国 32位と中位より低い。一人当たり所得は 233.3万円で全国 41位と低い法から 8番目である。産業別では、1次産業 3.8%、2次 22.3%、3次73.9%で、全国平均と比べると1次産業比率が高い。宮崎県、高知県に次ぐ。一人当たり工業生産額は 107.9万円で全国 42位と低い法から 7番目となっている。
□遊興飲食店が多い
飲食店は 09年で 8244店ある。内訳を見ると、食堂レストランは 1106店で 13.4%を占める。専門料理店は 1289店で15.6%。その中では、中華料理店が多く603店で 7.3%を占める。次が日本料理店で 248店、3.0%と続いている。その8%) .、すし店は315店(30%) .他、そば・うどん店は163店(2ある。遊興飲食店の酒場ビヤホールは 1943店(23 6%)、バー.・キャバレー・ナイトクラブは 2673店(32.4%)と両者あわせて 56.0%と全体の 5割を大きく上回る。そのほか、喫茶店は 596店(7.2%)、ハンバーガーその他の飲食店は 169店(2.0%)となっている。09年の調査から分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は 532店ある。2012年のホテル数は 138軒、客室数は 1万 984室ある。90年からの伸び率を見るとホテル数は全国の 82.3%に対して 112.3%、客室数は105.1%に対して 168.4%と、ともに全国平均を上回る。
※このほか本誌では経済的地位、年齢区分、工業統計、飲食店動向、県庁所在地の世帯あたり年間外食支出、都市別商業動向、外食チェーン出店状況、婚姻・離婚動向、各都市の人口増減率と小売販売増加率との相関、各都市の人口推移、長期商業統計、温泉地宿泊者数、ホテル・旅館数、観光・行楽活動参加率、各都市の人口一人あたり小売商品販売額を掲載しています。
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【月刊HOTERES 2015年04月号】
2015年04月17日(金)