東京商工リサーチによる2016 年10月の「倒産月報」が11 月9 日に発表。全国の企業倒産件数は683 件、負債総額が1112 億3500 万円となった。
 
　倒産件数は前年同月比7.9％減（59件減）で、2 カ月連続で前年同月を下回った。10 月としては1990 年（646 件）以来、26 年ぶりに700 件を下回る低水準。
 
　依然として、金融機関が中小企業のリスケ要請に対応しているほか、財務内容に改善の兆しがみえる企業への貸し出し増も影響しているとみえる。
 
　負債総額は前年同月比4.7％増（49億9400 万円増）で2 カ月ぶりに前年同月を上回った。ただし、10 月としては過去20 年間で2015 年（1062 億4100 万円）に次いで、2 番目に少なかった。負債100 億円以上の大型倒産は2 件（前年同月なし）発生したが、全体としては負債1 億円未満が481 件（構成比70.4％）と7 割を占め、依然として小規模倒産が過半であることに変化がない。
 
　産業別件数では10産業のうち5 産業で前年同月を上回った。不動産業が31 件（ 前年同月比82.3％増）で5カ月連続の増加、サービス業他が183 件（同12.2％増）で3 カ月連続の増加となった。
 
※図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購入、または電子版有料版にご登録いただけますよう、お願い申し上げます。
 
ご注文フォームはこちら
https://www.hoteresonline.com/hoteres/application/input/78

電子版購入はこちら
https://sci.hitsdb.net/hb/user