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南半球で生産された世界トップクラスのオリーブオイルを決定する

「ソルドーロ南半球国際オリーブオイルコンテスト2017」が日本初開催

【月刊HOTERES 2017年10月号】
2017年10月06日(金)
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マリーノ・ジョルジェッティ博士
バーバラ・ブラゼヴィッチ博士

10 月11 日( 水) ~ 13 日( 金)、インテックス大阪で開催される「オリーブオイル関西2017」のプレイベントとして、9 月11 日から行なわれた、世界トップクラスのオリーブオイルコンテスト「ソルドーロ南半球国際オリーブオイルコンテスト2017」が5 日間にわたって日本初開催。最終日の9 月15 日、コンテストの受賞オイル記者発表および受賞オイルテイスティングが、リーガロイヤルホテル大阪( 大阪市北区中之島) で行なわれた。
 


各部門で入賞したオリーブオイルが会場内に。それぞれの味の違いを体験することができた

 
同コンテストを主催するのは、1898年に設立されたイタリアのヴェローナ見本市㈱。ヨーロッパを代表する国産見本市会社で、特に農業及び農産物セクターの見本市におけるリーダー的存在だ。現在は国内2 位の売上高を有している。世界最大のイタリアワイン国際専門見本市「ヴィニタリー」、エクストラ・ヴァージンオリーブオイルと農産物に特化した国際専門見本市「ソル&アグリフード」などを手掛けている。
 
2002 年にスタートさせた、世界中のエクストラ・ヴァージンオリーブオイルを対象とする「ソルドーロ国際オリーブコンテスト」は、今では世界で最も重要なオリーブオイルコンテストとして認知され、今年1 月で14 回目を迎えている。これまで同コンテストに参加するにあたり、南半球の生産者は常に不利な立場にあった。その理由は北半球で栽培されたオリーブは10 ~11 月頃に収穫・生産されるため、オイルの判定最適時期は2 ~ 3 月頃とコンテスト開催時期と一致しているものの、南半球では5 ~6 月にかけて収穫・生産されるため、9月~ 10 月頃が判定の最適時期になってしまい、ベストな状態で評価されることが難しかった。そこで、ヴェローナ見本市㈱は、そのギャップを解消するため、新世界のオリーブオイル生産国でコンテストの開催地を巡回する「ソルドーロ南半球国際オリーブオイルコンテスト」を開始。2014 年はチリで、2015 年は南アフリカ、2016 年はオーストラリアで開かれ、4 回目となる今年は南半球ではないものの、国際的に魅力的な消費市場の一つで高い販売促進が期待できる日本で行われることとなった。
 
記者会見では、初めにヴェローナ見本市㈱取締役のバーバラ・ブラゼヴィッチ博士が「食品への意識が高く、品質、健康、伝統を配慮する日本での開催となったことを光栄に思います」とあいさつ。続いて、コンテスト委員長及びテクニカルマネージャーのマリーノ・ジョルジェッティ博士が登壇。南アフリカ、チリ、オーストラリア、アルゼンチン、ウルグアイの国々の生産者が手掛けた42種の出品作を、マリーノ博士を含む国際的に著名なオリーブオイル鑑定士で構成される審査員団が1週間にわたって厳正な審査を行なった結果、デリケート、ミディアム、インテンスの3 部門において、各々金、銀、銅賞と特別賞を受賞したオリーブオイルを発表した。デリケート部門はモーゲンスター・エステート(南アフリカ)の「モーゲンスター」、ミディアム部門はモンテ・ロス・オリーボス(チリ)の「ロンゴヴィロ・フルタード・メディオ」、インテンス部門はトリロジア( アルゼンチン) の「トリロジア」が、見事金賞に輝いた。
 
受賞した生産者は高品質のオイルの作り手として、北半球と南半球の両コンテストで受賞したオリーブオイルを紹介するガイドブック「ザ・スターズ・オブ・ソルドーロ」に掲載されるなど、さまざまな宣伝プロモーション活動の場が提供され、国際市場にアピールする絶好の機会となる。同日、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)では特別イベントとして「全国自治体オリーブ栽培フォーラム」が開催。国内外の最新かつ効率的なオリーブ栽培及びオリーブオイル生産技術の発表などが行なわれた。10 月に開催される「オリーブオイル関西2017」とも相まって、日本でのさらなるオリーブオイル市場の活性化と拡大が期待される。
 

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