足下の底堅い国内需要と急増する訪日外国人による需要を受け、今、国内ではホテル開発が活発になっており、そして、今年から来年にかけてまさに「開業ラッシュ」を迎えている。そして、その中でも開業するホテルの多くを占めるのは宿泊主体型ホテルだ。
 
今まさに開業ラッシュを迎えた日本だが、一方で、大阪や京都といったこれまでは着実に成長を見せていた都市のホテルマーケットに異変が起きている。「供給過剰」を要因とした、マクロでのホテルパフォーマンスの下落だ。
 
供給過剰で競争激化する市場の中、多くのホテルが安売りを始めているが、それでも顧客を掴み、選ばれ、高いADR を維持し続けるホテルがある。競争激化で値下げをする“ 負ける” ホテルと、“ 負けない” ホテルの差はどこにあるのか。国内各地の“ 負けない” 宿泊主体型ホテルの事例から読み解く。
 
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本記事は2019年7月19日号　特集の紹介記事です。
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<CONTENTS>
総論
“ 勘違いした付加価値” で失敗するホテルになるな。
“ ハード”、“ ソフト”、“ ヒューマン” そして“ 文化”
どれが欠けても「選ばれるホテル」は実現できない
事例紹介
事例① 金沢彩の庭ホテル
事例② ホテル龍名館東京
事例③ ホテルザフラッグ心斎橋
事例④ アンワインドホテル& バー札幌
事例⑤ 京都グランベルホテル
 
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