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週刊ホテルレストラン2019年11月1日号 全国縦断マーケット調査

全国縦断マーケット調査 石川県

【月刊HOTERES 2019年11月号】
2019年10月30日(水)
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北陸新幹線と兼六園
 石川県の観光入込数は平成26 年には2100 万人台だったが、平成27 年に北陸新幹線が開通し、東京、神奈川など関東圏からの観光客が増加し、2400 万人台へと大きく飛躍した。北陸新幹線の開通は、石川県にとっては画期的な一大事業であった。石川県の観光メニューの中で最も人を呼ぶ施設は、第一に兼六園、第二に金沢21 世紀博物館、そして第三に金沢城公園があり、3 つの施設とも年間200 万人を超える観光客が入っている。中でも兼六園は、平成28 年には296 万人と300万人に迫る集客力をみせている。兼六園は、国の特別名勝に指定されているが、起源は江戸時代1670 年代に加賀藩によって金沢城の外郭に造営された藩庭がもとになっており、江戸時代を代表する池泉回遊式庭園で、岡山の後楽園と水戸の偕楽園と並んで日本三庭園の一つに数えられ、近年は外国人観光客も多く、38 万人が入場している。

一人当たり県民所得全国16 位
 石川県の面積は4186.1km2で全国35 位と、福井県より小さく、徳島県より大きい。人口は114.6 万人で全国34 位。宮崎県より大きく、大分県より小さい。年齢構成をみると、14 歳以下の幼年人口は12.6%、15 ~ 64 歳の生産年齢人口は58.6%、65 歳以上の老年人口は28.8%で、全国と比較すると、老年人口比率が高くなっている。県民分配所得は3.4 兆円で全国30 位。一人当たり所得は294.9 万円であり、全国で埼玉県に次いで16 位となっている。産業別構成比をみると、第1 次産業は0.7%、第2 次産業は31.2%、第3 次産業は68.1%で、全国平均と比べると第2 次産業比率が高い。工業出荷額は3兆円で全国28 位、人口当たりは265.7 万円で全国21 位となっている。

ホテル軒数、客室とも伸びは低調
 飲食店数は14 年で6348 店。内訳をみると、食堂・レストランが561 店で8.8%、専門料理店が1786 店で28.1%を占める。その中で多いのは日本料理店の526 店で8.3%を占める。次いでその他の専門料理店が523 店の8.2%と続いている。そのほか、すし店が346 店(5.5%)、そば・うどん店が325 店(5.1%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは1249 店(19.7%)、酒場・ビアホールは1029 店(16.2%)と多く、両者で35.9%を占める。以上のほか喫茶店は767 店(12.1%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は261 店(4.1%)である。09 年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は567 店である。ホテル数は17 年で134 軒、客室数は1 万2259 室で、2000 年からの伸び率をみると、ホテル数は全国の26.5%に対して当県は3.1%、客室数は全国の45.9%に対して当県は41.9%の伸びで、ともに平均を下回っている。

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