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TAROフランス取材レポート:ザ・ペニンシュラパリ宿泊記

ザ・ペニンシュラパリ宿泊記~東洋と西洋、伝統とモダニティが溶け合う、正統派のホスピタリティーと究極のフレンチラグジュアリーに包まれる至福のステイ

2022年04月13日(水)
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19世紀のスペイン女王イザベル二世の別荘、ホテルマジェスティック、そして戦時中の混沌とした時代を乗り越え、何世代にも渡り、移り行く時代を見守り続けてきたレガシー

 今から遡ること158年前の1864年。アレクサンドル・ヴァシレフスキーという名の裕福なロシア人貴族が、建築家に依頼し宮殿を建築させた。この宮殿はまさしく『ザ・ペニンシュラパリ』のある敷地の初期の時代の姿だった。その後、宮殿をPalacio Castilla(パラシオ・カスティーリャ)と改名し、のちにスペイン女王イザベル2世の夏季の別荘として使用されていた。

 イサベル2世女王は、1904年に亡くなるまでここパリに住み続け、没後、敷地はホテル界の大御所へ売却されたのち、敷地内に豪華な『Hotel Majestic (ホテルマジェスティック)』が1908年に建設された。当時イザベル2世女王が愛用していた大理石のバスを含むバスルームの装身具はそのまま残され、マジェスティックのスイートルームで多くのゲストが使用していたという。

 その後、ナチス占領下のフランス、第一次、第二次世界大戦中は軍用施設として、また、ユネスコの本部ベトナム戦争のパリ調停の調印など多くの歴史的イベントに使用されたという数奇な運命を辿った。

Palacio Castilla(パラシオ・カスティーリャ) ©AKpool.co.uk
Palacio Castilla(パラシオ・カスティーリャ) ©AKpool.co.uk
スペイン女王イザベル2世
スペイン女王イザベル2世
ホテルマジェスティック当時の外観
ホテルマジェスティック当時の外観
ホテルマジェスティックのロビーエリア GRAND HALL
ホテルマジェスティックのロビーエリア GRAND HALL

歴史と現代アートが共存する唯一無二な空間

 アベニューポルテュゲ側のメインエントランスから入ったメインロビーエリアに入ると、最初に目に留まったのはエントランスホール中央のあるクリスタルの装飾だ。「ダンシング・リーヴ」と名づけられたこの圧巻のインスタレーションは、『ザ・ペニンシュラパリ』のトレードマークのひとつとされ、アベニュークレベールの並木の葉をモチーフにしたものだ。800個ものクリスタルガラスを使用しているというその桁外れな規模に正直たまげた。まさに無数の葉が天井から舞い降りてくるような演出で、現代的なデザインで有名なチェコのクリスタルメーカーLasvit社(ラスヴィット)製が手がけたという。

エントランスホール中央にあるクリスタル装飾「ダンシング・リーヴ」
エントランスホール中央にあるクリスタル装飾「ダンシング・リーヴ」

期間限定でチリのアーティスト、イヴァン・ナヴァロによるインスタレーション作品数点が館内で目にすることができる
期間限定でチリのアーティスト、イヴァン・ナヴァロによるインスタレーション作品数点が館内で目にすることができる

イヴァン・ナヴァロ氏の作品
イヴァン・ナヴァロ氏の作品
イヴァン・ナヴァロ氏の作品
イヴァン・ナヴァロ氏の作品

 その他に、定期的に開催されている現代アーティスト達の作品の展示を館内でイベントとして数々のコンテンポラリーアートが配置されている。
 
 建物のオスマン様式とネオクラシック様式(ローマ、ギリシャ時代の建物の一部を取り入れた様式)が融合したクラシカルな建物の中に、近代的な要素を取り入れたテイストは『ザ・ペニンシュラパリ』が独自に確立したスタイリッシュな空間の「美学」と言っても良い程、絶妙なバランスが取れているのに驚かされる。
 
 この個性的な空間に迎えられながら我々はチェックインを済ませたわけだが、すでに非日常感満載で素敵な滞在になる予感しかしない。
 

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