一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は6月11日、会員ホテルの2025年5月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は234軒の協力ホテルのうち116軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2025年5月の全国平均は79.4%、前年同月80.1%と0.7ポイント減の結果となり、前月に引き続き前年実績を下回ることとなった。
近畿の3エリアでは前年を上回ったが、その他のエリアでは軒並み下回った。東京都、関東地区全体をはじめ、全国的にGWの曜日並びの影響もあり、3・4日以外の日程での集客大幅減、また、第1・2週ともにビジネスの動きが鈍かったことが減少要因。
近畿地区では大阪市内だけでなく、京都、神戸、奈良とインバウンド集客や大阪・関西万博の需要が少なからず影響していると述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp