東急ホテルズ&リゾーツ㈱(本社:東京都渋谷区)は 2025 年 6 月 24 日(火)に開催した株主総会および取締役会において取締役社長の交代を決議し、同日付で武井 隆(たけい たかし)氏が新たに取締役社長に就任した。
新社長に就任した武井隆氏は、新規出店やブランド再編を軸とした成長戦略、逆風時における構造改革の策定や推進など、事業環境に応じた変革を組織の中心となって推進。また直近では、東急ホテルズの旗艦店である“渋谷”のランドマーク「セルリアンタワー東急ホテル」の総支配人として、ホテル運営の中核も担っていた。 今後、ブランド競争力の向上と国内・海外のホテル運営受託の拡大を更に進め、グローバルマーケットを見据えたネットワーク拡大による成長戦略を力強く推進していくにあたり、その豊富な経験と実績を踏まえ就任に至ったとしている。
また、新体制に際し現中期経営計画をベースとした企業価値向上に取り組む。今後の持続的成長のために武井氏は、以下の三つを特に重視している。
①Destination となる「新しいまちづくり・地域づくり」 ~渋谷から世界へ~
ホテルを核とした世界から人が集まる新しいまちづくり・地域づくりのモデルを、世界に拡げる
②逆風に負けないオープンマインドの醸成 ~先を見通し、自ら風を起こす~
既成概念を捨て、他がやらない新しいことに常にチャレンジし、発信していく
③心満たされるウエルビーイング経営の推進 ~ホテルをもっと深くつながる場所へ~
まちや地域とひとに愛されるホテルづくりでサステナブルな事業と社会に貢献する
東急ホテルズ&リゾーツ㈱ 取締役社長 武井 隆氏
【profile】
1964 年生まれ。神奈川県出身
1988 年 4 月 ㈱東急ホテルチェーン入社(現:東急ホテルズ&リゾーツ) 横浜東急ホテル配属後、ベルサービス、客室セールス担当。91 年 6 月 本社総務部 総務課へ異動 (管理系部門で2000 年に最年少で課長昇進) 。2006 年 10 月 ㈱東急ホテルズ ホテルファンドプロジェクトチーム課長(新規店舗開発、経営戦略プロジェクト)、19 年 4 月 同 取締役 執行役員 事業企画部長兼東京急行電鉄㈱(現:東急㈱) ホスピタリティ事業部 アコモデーション戦略グループ統括部長 、22 年 4 月 同取締役 執行役員 運営統括本部 副本部長兼企画開発グループ部長 兼 東急㈱ ホスピタリティ事業部の業務担当、23 年 4 月 東急ホテルズ&リゾーツ㈱ 常務執行役員 セルリアンタワー東急ホテル 総支配人兼 渋谷ストリームエクセルホテル東急 総支配人 、24 年 6 月 同専務執行役員セルリアンタワー東急ホテル 総支配人兼事業戦略グループ担当部長、25 年 6 月 東急ホテルズ&リゾーツ㈱ 取締役社長に就任 。
(手がけた主な開発店舗)
ザ パーク フロント ホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(2015 年 8 月開業)
川崎キングスカイフロント東急 REI ホテル(2018 年 6 月開業)
SHIBUYA STREAM HOTEL(2018 年 9 月開業) 大阪エクセルホテル東急(2019 年 11 月開業)
THE HOTEL HIGASHIYAMA KYOTO TOKYU, A Pan Pacific Hotel(2022 年 7 月 開業)
就任メッセージ
世界が混沌とし先行きの不透明感が強まる中、ホテルは、そして東急ホテルズはどのような戦略を選択すべきなのか大きな判断を迫られるタイミングで大役を預かることになりました。 ホテルは、世界に何ができるのか。その戦略の原点に立ち返り変革に挑んでまいります。 私たちはホテルを単なる宿泊・食事・集いの場にとどめず、「まちや地域を共にデザインし、旅やイベントのデスティネーションとなる基点」として育てていきたいと考えています。
当社は、世界の旅の目的地となっている「SHIBUYA」をはじめとした大都市から、自然豊かなリゾートまで、日本国内の魅力あふれる立地に、幅広いブランドのホテルを運営しています。 それぞれのホテルが、「笑顔で変革や挑戦を楽しむ」企業文化を育みながら、環境の変化に負けない旅やイベントの目的地となるホテルづくり・まちづくりを推進していく所存です。
【東急ホテルズ&リゾーツ㈱ 概要】
所在地 :東京都渋谷区道玄坂 1-10-7 五島育英会ビル 3 階
代表者 :取締役社長 武井 隆
事業内容 :ホテル・レストラン・会員制リゾートの運営