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VOL140 小原康裕の「世界のリーディングホテル」

VOL140 ラディソンモスクワ

【月刊HOTERES 2017年04月号】
2017年04月16日(日)
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「Executive Suite」の玄関ホワイエ。


旧ウクライナホテルのソビエト時代を思い出させるクラシカルなリビング。


「Executive Suite」の気品あるベッドルーム。


約60㎡の広さを持つ「Executive Suite」のベッドルームからリビングを望む。いかにもロシアのテイストが色濃く感じられるクラシカルな部屋である。

モスクワでひと際目立つ建築物、それが“スターリン・クラシック”と呼ばれるビル群である。社会主義リアリズムの表現の一つであり、社会主義の発展と革命の達成を摩天楼で表現し、労働者を鼓舞することを狙ったものとされる。スターリンは、ニューヨークの摩天楼に対抗しモスクワに何十棟もの超高層ビルを建設し、モスクワの風景をニューヨークのマンハッタンのようにするつもりであったと言われる。高さ236mの巨大なモスクワ大学の建物を筆頭に、1950年代に七つのビルが建てられ、スターリンの“七姉妹”と地元では呼ばれている。


モスクワ川の向こうに官庁街が望める。


バスルームは広大な面積を確保している。


グルーミングアメニティーは充実しており満足いくレベルだ。

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