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2021年9月10日号  観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル《宮崎市編》

観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル《宮崎市編》

【月刊HOTERES 2021年09月号】
2021年09月09日(木)
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 今回は宮崎県の県庁所在地である宮崎市を取り上げる。宮崎県の行政や商業の中心地であり、フェニックス・シーガイアリゾートや青島などの観光資源のほか、プロ野球やサッカーのキャンプ地としても人気の高い都市である。宮崎県はマンゴーや地鶏が全国区で知られている。以下に宮崎市のマーケットポテンシャルと宮崎県の観光マーケットを見ていこう。

1.マーケットポテンシャル

 宮崎市の人口は 40万 1023人(2019年)の中核市で、宮崎県内の人口シェア 36.5%を占め、県内において最も多い人口を有している。その他の県内主要都市を見ると都城市が 16万 4114人、延岡市が 12万 3126人で、この 3市が県内における人口 10万人以上都市であり、県内総人口の 6割強を有している。県内第 2の都市である都城市が宮崎市の4割程度の人口にとどまることからも、宮崎県内における人口構造は宮崎市の一極集中であることがわかる。(図表 1)

 増加率(19年/ 14年)を見ると、県内主要都市全てにおいて減少傾向にあることがわかる。その中で宮崎市は▲0.8%の微減で、主要都市内において比較的減少幅が小さい。その他の主要都市では日向市が▲ 3.2%、都城市が▲3.3%で比較的減少幅が小さい。それ以外の都市は▲ 5%以上の減少となっている。(図表2)
 
 宮崎市の年齢構造を見ると若年人口比率は 19.5%、適齢期人口比率は21.4%となり、若年人口比率は全国値(17.4%)を上回ったが、適齢期人口比率は全国値(22.3%)を下回った。その他の県内主要都市をみると若年人口比率は都城市が 18.8%、日向市が18.7%、延岡氏が 18.0%で全国値を上回った。適齢期人口比率は県内主要都市全てにおいて全国値を下回っている。その中では宮崎市が最も高い比率になっている。また、宮崎市の高齢者比率(65歳以上人口比率)は 25.4%。県内の主要都市では宮崎市以外の都市の高齢者比率が全国値(26.6%)を上回っており、30%を超えて高齢化が進展している都市が多いことがわかる。
 
 将来推計人口を見ると宮崎市はすでに減少フェーズに突入すると推計されている。(図表 3)2040年ごろには 2010年ベースから約 12%程度減少するとみられている。その他の県内主要都市も同様で、すでに減少フェーズに突入している。将来的には 2010年ベースの 60%.80%程度になると思われる。人口減少しているものの将来的にも宮崎市の一極集中には変化はなく、今後も宮崎県内で最も高い人口ポテンシャルを維持できるだろう。

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※各種図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購入いただけますよう、お願い申し上げます。
 
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