長野オリンピックマラソン
　今や全国的に市民マラソン大会はブームとなっている。2007年2 月東京マラソンの開催をきっかけに、ランニングブームが巻きおこり、42.195㎞を走るフルマラソンの大会が全国各地で開催されるようになった。長野県では、これよりも8 年早く、長野オリンピックの開催を記念して1999 年から「長野オリンピック記念マラソン」と冠して毎年開催してきたが2015 年から「長野マラソン」として継続している。本県では、今や市民マラソン大会は年間100件を超えており、北海道と並んで全国有数の市民マラソン県となっている。長野経済研究所では2012 年の大会について経済波及効果を推計している。それによると参加ランナーは8769人。応援・観衆25 万人で9 億5 千万円の経済効果があったと見込んでいる。
 
第2 次産業比率が高い
　当県の面積は1 万3561.6㎢で全国4 位と広い。人口は213.5 万人で16 位。年齢構成を見ると、14 歳以下の幼年人口13.1％、生産年齢人口57.8％。老年人口29.1％となっており、高齢化が進行している。県民分配所得は5.6 兆円で全国18 位。一人当たり所得は263.0 万円で全国29 位と全国中位以下である。産業別では、1 次産業2.0％、2 次29.0％、3 次68.4％で、全国平均と比べると2 次産業比率が高い。滋賀県についで全国第2 位と大健闘している。一人当たり工業生産額は239.5 万円で全国17 位と健闘している。
 
ホテル数の伸びは低調
　飲食店は09 年で1 万2041 店ある。内訳を見ると、食堂レストランは1837 店で15.3％を占める。専門料理店は2935 店で24.4％。その中では、中華料理店が多く981 店で8.1％を占める。次がその他専門料理店で799 店、6.6％と続いている。その他、そば・うどん店は847 店（7.0％）、そばの本場だけに多い。すし店は463 店（3.8％）ある。遊興飲食店の酒場ビヤホールは2266 店（18.8％）、バー･キャバレー･ナイトクラブは2514 店（20.9％）と両者あわせて39.7％と全体の4 割弱を占める。そのほか、喫茶店は829 店（6.9.％）、ハンバーガーその他の飲食店は264 店（2.2％）となっている。09 年の調査から分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は750 店ある。2012 年のホテル数は515 軒、客室数は2 万6850 室ある。90 年からの伸び率を見るとホテル数は全国の82.3％に対して43.9％、客室数は105.1％に対して79.7％と、ともに全国平均を下回る。
 
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