ホスピタリティー産業関係者に多様なデータを提供しているSTR(本社・ロンドン)は、5 月25 日、世界4 地区(対象約5 万ホテル・675 万室)における2016 年4 月のホテル客室3 指標を発表した。なお、日本の都市、リゾート別詳細データに関するお問い合わせは、STR アジアパシフィック代表(apinfo@strglobal.com)まで。
アジア・パシフィックは
3指標すべてで増加
アジア・パシフィック全体の稼働率、客室平均単価(以下ADR)と販売可能客室一室当たり収益(以下RevPAR)は、3指標すべてで増加の結果となった。
稼働率は70.5%(2.0%増)、ADRはUSD102.34(1.5%増)、RevPARはUSD72.13(3.6%増)だった。
なお、日本の稼働率は83.3%(0.6%減)、ADRは1万6636.63円(14.2%増)、RevPARは1万3865.39円(13.6%増)だった。
今回の調査にあたり、STRは次のようにコメントした。
「日本はビザ免除や、国際線到着につながるレジャー需要の後押しによって、需要を伸ばしました。
マレーシアは稼働率63.7%(10.5%増)、ADRはMYR342.08(0.4%増)、RevPARはMYR217.94(10.9%増)と、中国やインドへのビザ緩和が奏功して上昇しました」
主な市場動向として、北京(中国)は稼働率76.4%(3.4%増)、ADRはCNY628.51(10.7%増)、RevPARはCNY479.92(14.4%増)と3指標すべてで増加し、ADRとRevPARは2ケタの伸びであった。
マニラ(フィリピン)は稼働率73.8%(8 . 9 % 増)、ADRはP H P 5 5 7 0 . 7 3(1.9%増)、RevPARはPHP4110.59(10.9%増)と、3指標すべてで増加し、RevPARは2ケタの伸びであった。