ホスピタリティー産業関係者に多様なデータを提供しているSTR（本社・ロンドン）は、6 月26 日、世界4 地区（対象約5 万ホテル・675 万室）における2016 年5 月のホテル客室3 指標を発表した。なお、日本の都市、リゾート別詳細データに関するお問い合わせは、STR アジアパシフィック代表（apinfo@strglobal.com）まで。
 
アジア・パシフィックは2 指標で減少
 
　アジア・パシフィック全体の稼働率、客室平均単価（以下ADR）と販売可能客室一室当たり収益（以下RevPAR）は、2 指標で減少の結果となった。
 
　稼働率は67.6%（0.1% 増）、ADRはUSD95.50（1.8% 減）、RevPAR はUSD64.57（1.7% 減）だった。
 
　なお、日本の稼働率は79.9%（4.2%減）、ADR は1 万5213. 15 円（3. 7% 増）、RevPAR は1 万2154.45 円（0.6% 減）だった。
 
　今回の調査にあたり、STR は次のようにコメントした。
「インドネシアは稼働率64.5%（7.2%増）、ADR はIDR99 万5519.71（1.7%減）、RevPAR はIDR64 万1737.24（5.4% 増）と2 指標において増加し、インドからの観光客数が31.4% 増と伸長し、稼働の伸びに影響しました。　フィリピンは稼働率67.0%（3.5%減）、ADR はPHP5317. 18（0. 2% 増）、RevPAR はPHP3561.00（3.3% 減）と2 指標において減少し、国の選挙活動が需要低下につながりました」
 
　主な市場動向として、オークランド（ニュージーランド）は稼働率80.5%（2. 2% 増）、ADRはNZD164. 6（5 10. 8%増）、RevPAR はNZD132.57（13.3%増）と3 指標すべてで増加し、ADR とRevPAR は2 ケタの伸び。
 
　ムンバイ（インド）は稼働率68.1%（1.2% 減）、ADR はINR7133.11（4.1%増）、RevPAR はI NR4858. 39（2. 8% 増）と2 指標において増加となった。