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レストランオープン情報 フランス料理 表参道

LATURE ラチュレ

【月刊HOTERES 2016年10月号】
2016年10月14日(金)
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イノシシのロワイヤル
ダークブラウン色がなんとも美しい血入りの赤ワインソース。この下には柔らかく煮込んだイノシシとフォアグラ、トリュフが隠されている。贅を尽くした古典料理の華といわれるロワイヤル。色香とロマンを秘めて、室田シェフのスペシャリテ。

自然界の命をいただくジビエの
古典料理に挑む室田シェフ
 
 いま静かなジビエブームが訪れている。そのなかで、最も注目されているジビエ料理の旗手が室田拓人シェフ。このたび独立して「ラチュレ」(自然の雫の意味)をオープンした。かつて吉野建シェフのもとで働いていたときにジビエの奥深さにめざめ、狩猟免許を取得し、自ら猟場に出向くハンターシェフになった。「生息する環境によって鳥獣類の肉質は違ってくるので、自分の目で確かめたくて猟をするようになりました。撃った瞬間、温かさが残っているうちから血抜きなどの調理が始まり、貴重な命と向き合うのです」という。昔のヨーロッパでは王侯貴族の晩餐の主役はジビエ料理。稀少価値のあるジビエにトリュフやフォアグラを合わせて、手間ひまかけた贅沢料理になったのもそのためだ。室田シェフは「ジビエにはクラシック料理が向いています。日本にも正統派料理を根づかせ、継承していきたい。そして、料理とは命をいただくことなので、それもしっかり伝えていきたいです」と力強い。

ジビエのテリーヌ
蝦夷鹿、イノシシ、熊の肉を2週間熟成させ、フォグラとピスタチオ、トリュフなどと合わせて形つくられた美しいテリーヌ。鹿のコンソメジェリーと周りのサクサクのパイが絶妙。ほうずき、プラム、ミニキュウリを添えて。

シンプルで清潔な店内には雉の羽や小枝を使ったオブジェが飾られ、テーブルには木の葉入りの小箱がデコレーションプレートとして置かれ、自然へ想いの深さがうかがえる。店は青山学院大学に面している。
オーナーシェフの室田拓人氏。

東京都渋谷区渋谷2-2-2 青山ルカビルB1F Tel.03-6450-5297
http://www.deco-hygge.com/deco/policy/
営業時間
ランチ 11:30〜14:00(ラストオーダー)
ディナー 18:00〜21:00(ラストオーダー)
定休日▶日曜日、祝日は不定休
ランチコース▶2,200円、4,800円
ディナーコース▶7,800円、10,000円
アラカルト▶雷鳥のローストサルミソース 10,000円(1羽)
ワイン▶グラス1,000円〜、ボトル5,000円〜
席数▶20席
半個室▶1室(4名〜8名)
サービス料▶7%(ディナーのみ)
クレジットカード▶MASTER、AMEX、JCB、VISA
経営▶室田拓人
開業▶2016年8月17日

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