今回の合意でバンヤンツリーは、アコーホテルズのグローバルリザベーション、セールスネットワーク、そして、ロイヤリティプログラム「Le Club AccorHotels」へのアクセスが可能となる。両社は協力し、世界でのさらなる展開を目指していくとしている。アコーホテルズは、2400万シンガポールドルをシンガポールベースとなるバンヤンツリーに出資し、今後、両社は、世界中で共同開発していく。この出資は、新株予約権社債（転換社債）を引き受ける形で行なわれ、株式転換後、アコーホテルズの持ち株比率は約5%となる。また、さらに約5%の追加出資も可能になるとしている。
 
■代表者コメント
バンヤンツリーの会長、Ho Kwon Ping氏
「この合意は、バンヤンツリーだけの変革ではなく、ホテル業界全体に関わる革新的な変革である。アコーホテルズとの戦略的提携は、バンヤンツリーにとって、独立した会社としての地位を維持し、今まで通りのホテル運営を行うことができる一方、バンヤンツリーのネットワーク展開範囲を広げ、そのスピードを加速していくことができます。この合意が、バンヤンツリーブランドの世界的認知度を上げ、ホテル業界内での革新と変化をもたらすことができると信じており、大変喜ばしいことです」
 
アコーホテルズ会長兼最高経営責任者、Sebastian Bazin氏
「このバンヤンツリーとの協業は、お客様により充実したサービスができる一方で、このアイコニックなブランドのオーナーの皆様に私たちのビジネスにおける提案をできる良い機会となります。バンヤンツリー・ホールディングスは、業界内の最も成長しているセグメントである、アジアのラグジュアリーリゾートのリーダー的存在として地位を確立してきました。この出資が株主にとって新たな価値を創造すると確信しています」
 
 
バンヤンツリー・ホールディングス
http://www.banyantree.com/ja
 
アコーホテルズ
http://www.accorhotels.com/ja/japan/index.shtml