高輪・品川エリアにある4つのプリンスホテルでは、羽田空港の国際化等を背景に増加する訪日外国人への対応、ならびにJRの新駅、リニア中央新幹線など、進化する品川の街の発展に合わせ、「ザ・プリンス さくらタワー東京=ラグジュアリー」「グランドプリンスホテル高輪=トラディショナル」「グランドプリンスホテル新高輪=コンベンション」「品川プリンスホテル=エンターテインメントタウン」と各ホテルの機能を明確にし、バリューアップを進めてきた。
そして今回、「コンベンション」の機能を担うグランドプリンスホテル新高輪は、エグゼクティブ層を含むグローバルなMICE需要への対応をさらに強化すべく、クラブラウンジの席数をこれまでの約4.5倍(100席)に拡大し、テラス席を備えるクラブラウンジとして日本庭園に面した1Fに移設する。また、最上階のスイートルームを2室増室する。
「エンターテインメントタウン」としての役割を担う品川プリンスホテルは、映画館やボウリング、ライブホールなどエンターテインメント施設を多く備えるアネックスタワーのロビーと上層階3フロアの客室をリニューアルし、今後デジタルネイティブ世代を取り込んでいく。なお、アネックスタワーのオープン以来、初めてのリニューアルとなる。
1.高輪・品川エリアのバリューアップの方向性
品川の街が「観光立国」として発展する一端を担うべく、国内外のゲストを広く迎えるエリアとして進化を続けていく中、ゲストの目的に合わせて滞在してもらえるよう、各ホテルの役割を明確化しリニューアルを進めていくとしている。
2.リニューアル概要
1.グランドプリンスホテル新高輪
15F、16Fのクラブフロアに泊まりのゲストが利用できるクラブラウンジを日本庭園に面した1Fに移設し、これまでの約4.5倍の100席に増やす。新設するテラス席やプライベートラウンジ(仮称)など5つのエリアを設けることで、利用シーンに合わせた滞在ができるとしている。また、日本庭園からのエントランスや専用カウンターの設置により利便性も高める。そして、スイートルームを2室増室することにより、エグゼクティブ需要に対応する。
専用カウンター(仮称) イメージ
プライベートラウンジ(仮称) イメージ
(1)クラブラウンジ(仮称)
【オープン】2018年12月【場所】グランドプリンスホテル新高輪 客室棟1F
【席数】100席(約366平米)
特徴:1 テラス席を新設。日本庭園からの導線も確保。
2 非接触キーによるセキュリティ強化
3 専用カウンターでのチェックイン
4 朝食の充実(フードカウンター、ドリンクカウンターの新設)
(2)スイートルーム
最上階のクラブフロアに、リビングルームを備えるスイートルームを2室増室(合計5室)することで、海外を含むMICE需要やエグゼクティブ層に対応する。
【オープン】2019年春(予定)
【場所】16F
【室数】2室(各約120平米)
2.品川プリンスホテル アネックスタワー
ロビーフロアにフリースペースなど交流が生まれる空間を設け、8Fにジムを新設するなど、デジタルネイティブ世代の利用を見込みリニューアル。上層階3フロア(83室)は若年層を意識したデザインを取り入れリニューアルする。
【オープン】2019年夏(予定)
【場所】アネックスタワー7Fロビー(約502平米)、30F~32F 3フロアの客室(83室)、8Fジム・コインランドリー・喫煙室新設
3.ホテル概要(リニューアル後)
グランドプリンスホテル新高輪
【開業日】1982年4月25日
【客室数】908室
【レストラン・ショップ数】7ヵ所
【宴会場数】20室
【その他施設】会議室、プール、コンビニエンスストア、フラワーショップ、ヨガスタジオ他
【TEL】03-3442-1111
品川プリンスホテル
【開業日】1978年7月11日
【客室数】3,536室
【レストラン・ショップ数】14ヵ所
【宴会場数】25室
【その他施設】マクセル アクアパーク品川、映画館、ボウリングセンター、テニス・ゴルフ他
【TEL】03-3440-1111