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2020年9月25日号 トップインタビュー (株)東武ホテルマネジメント 代表取締役社長 小檜山 隆 氏

トップインタビュー (株)東武ホテルマネジメント 代表取締役社長 小檜山 隆 氏

【月刊HOTERES 2020年09月号】
2020年09月24日(木)
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危機感を持ちながら安全・安心を構築し、ニューノーマルの価値観と原点回帰を推進

■コロナ禍において不安を抱えている社員の方々もいらっしゃると思います。社長としてどのようなメッセージを発信していますか。

社員に向けたメッセージは4つあります。第1に、改めて会社やホテル業界が置かれている現在の厳しい状況を皆でしっかり認識したうえで、全社一丸となって、何としてでもこの難局を乗り切る覚悟を持つということです。危機感を皆で共有することで大きく前進する力・変革する力が得られると思っています。

第2にお客さまと従業員の「安全・安心」が全ての事業の根幹であるということです。ホテルに安心してお泊まりいただくために、これまでも徹底した感染防止対策を講じてきましたが、これからも決して手を抜くことなく継続していかなければなりません。また、私たちの感染防止対策をお客さまに向けて見える化していく必要があると考えています。いくら 私たちが安全・安心な環境を構築していると思っていても、そのことをお客さまに理解していただかない限り、ホテルのご利用を控えられてしまうでしょう。

第3に3月から7月にかけて蒸発してしまったマーケットを踏まえて、新しい視点で「 ニューノーマルに沿った価値観 」を構築する必要があるということです。起死回生のホームランはなかなか出ないと思いますが、感性を磨きながら新しい需要を創造できるように、新しい価値観を敏感に感じ取る姿勢を持つことが重要です。

第4に現在の大変厳しい状況をむしろチャンスと捉え、今こそ「お客さまの目線に立った原点回帰」を図るということです。ホテルは装置産業であるがゆえに、これまで私たちは作り手サイドの理論、言わばプロダクトアウトの感覚でビジネスをしてきましたが、コロナ禍ではその方法だけでは通用しなくなっています。ホテルのサービスをマーケットインの視点で捉え直すとともに、ここでもう一度徹底したお客さま目線という原点に立ち返り、「お客さまに選ばれるホテル」になることを社員には強く訴えています。

 

■東武ホテルマネジメントのホテルを他社のホテルと比べたとき、どこに優位性があると考えますか。

東武ホテルマネジメントは、関東1都4県で460㎞の営業キロを持つ東武鉄道のグループの一員です。沿線エリアを中心としてお客さまからの認知度・信頼度が非常に高いことに加え、東京スカイツリーなどグループが持つ様々な資源・施設と連携することでグループ全体の相乗効果を生み出しています。また、2020年10月8日に開業予定の浅草東武ホテルを含めグループで全19ホテル(うち東武ホテルマネジメントの運営は10ホテル)という体制になりますが、こうしたホテルのネットワークを営業面・人材面で活用できるのも強みの一つと言えるでしょう。

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