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2022年12月23日号 トップインタビュー ヒルトン広島総支配人サミュエル・ピーター氏

トップインタビュー ヒルトン広島総支配人サミュエル・ピーター氏

【月刊HOTERES 2022年12月号】
2022年12月22日(木)
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宿泊、レストランから MICEまで、多様な機能を擁するホテルが開業

----開業おめでとうございます。開業して早々に旅行者だけでなく地域の方で賑わうなど、多くの方の期待が大きかったのを感じています。まずはホテルの特徴について教えて下さい。

 ありがとうございます。特徴としてまず初めに挙げられるのは、ホテルの立地です。ヒルトン広島の建つこの地にはかつて広島東警察署がありました。警察署があるというのは、都市の中心にあるということです。この広島の中心に建つこのホテルからはユネスコの世界遺産に登録された国宝・嚴島神社のある宮島や、瀬戸内海の美しい景色、広島の街など広島のさまざまな美しい四季それぞれの景色を眺めることができます。広島中心部の各所にアクセスが良いほか、同じく世界遺産に登録されている原爆ドームと広島平和記念公園は徒歩圏内で、観光・ビジネス双方の拠点としても便利なロケーションにあります。
 
 また、420室の客室はすべて 35m2以上、これは広島市内のホテルの一般客室の中ではかなり広めで、16室のスイートは 71m2から 163m2のプレジデンシャルスイートまで備えており、国内外の VIPのお客さまもお迎えすることができます。
 
 レストランもロビーラウンジ「フローラウンジ」、ライブキッチンも備えるオールデイダイニング「モザイク」、懐石料理、寿司カウンター、鉄板焼カウンター、個室を備え、ミシュラン 2つ星に輝く兵庫・芦屋の名店「京料理たか木」のオーナーシェフ・高木一雄氏を監修に迎えた日本料理「泉水」、夜だけでなくランチやアフタヌーンティーも提供し、週末にはライブエンターテイメントも行なわれるバー&ラウンジ「ZATTA」と幅広く備えており、開業早々からご友人、ご家族などプライベートや、市内の企業様よりビジネスでのご利用をいただいています。特に週末・祝日限定で「モザイク」で提供しているスイーツビュッフェは好調で、向こう2カ月ほどは予約で埋まっている状態です。
 
----大規模国際会議に対応できる中国・四国地方で最大規模のコンベンションルームを備えるなど、MICEにも重点を置いているように見受けられます。

 その通りです。ヒルトン広島のパートナーである瀬戸内ブランドコーポレーションは、瀬戸内地域を中心とした金融機関と域内外の事業会社計 46社の出資を得て設立された企業で、瀬戸内エリアに国内外からビジネス・レジャーのお客さまを誘致し、経済活性化に取り組んでいます。特にビジネスの中心となるのは広島であり、そこから中国・四国エリアにビジネスを広げていくことを目的に MICE誘致にも積極的に協力をしてくださっています。
 
 また、来年 5月に開催予定の G7広島サミットをはじめ、今後も平和都市広島におけるさまざまなビジネスの機会があると見ています。

 集客だけでなく機能面でも強みを持っています。大規模なイベントを開催するために最大 1270m2の広さを持つボールルームがあることはもちろん、同時に国内でも最先端の AV機器を備えており、LEDビジョンやプロジェクションマッピングなどを活用した多様なニーズに応えられる機能も有しています。

 婚礼ビジネスも期待をしています。一般的には婚礼市場は縮小していると言われていますが、ヒルトン広島においては問い合わせも受注も数多くあり、需要はあると見ています。

 

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