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2024年4月号 観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル 《青森市編》

観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル 《青森市編》

【月刊HOTERES 2024年04月号】
2024年04月12日(金)
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 今回は本州最北端に位置する青森県の県庁所在地、青森市を取り上げる。同市は江戸時代より本州と北海道との交通・物流の要衝として発展してきており、北東北の拠点都市なっている。しかし、近年は極端に高齢化が進展し、人口減少が深刻な状況になっている。以下に青森市のマーケットと青森県の観光マーケットをみていこう。

文殊リサーチワークス http://monju-rw.com

1.マーケットポテンシャル
 青森市は青森県の行政・業務の中心を担う中核市であり、県庁所在地である。人口は 27万 1544人(2023年 1月 1日現在)で、青森県の人口のシェア 22.2%を占め、県内において最も多い人口を有している。
 
 その他の県内主要都市を見ると、八戸市が 22万 1229人、弘前市が 16万4243人で続いており、この 3都市が県内における人口 10万人以上の都市となっている。それ以外の都市はおおむね 3万~ 5万人程度である。県内の人口は青森市、八戸市、弘前市と多極化している状態となっている。

 過去5年間の増加率(23年/ 18年)を見ると、青森市は▲ 5.6%と減少トレンドになっている。その他の県内主要都市を見ると、全ての都市でマイナストレンドをなっているが、その中で八戸市が▲ 4.8%、三沢市が▲ 4.9%で比較的減少幅が小さくなっている。(図表1)
 
 青森市の年齢構造を見ると、若年人口比率は 15.2%、適齢期人口比率は 17.1%で、若年人口比率、適齢期人口比率ともに全国値(16.7%、20.9%)を下回っている。その他の県内主要都市を見ると、若年人口比率は三沢市が17.4%で最も高く、主要都市内で唯一全国値を上回っている。次いで八戸市が16.0%、弘前が15.3%となっている。適齢期人口比率も三沢市が最も高く、22.0%で、主要都市内で唯一全国値を上回っている。それ以外では弘前市が19.0%となっている。高齢者比率を見ると、青森市は 32.2%であり、全国値(28.7%)を上回っている。県内主要都市では三沢市以外は全国値を上回っており、県全体として高齢化が進展していることがわかる。三沢市には航空自衛隊三沢基地が位置し、青森県では比較的若いマーケットが存在している。(図表2)

 将来推計人口をみると青森市はすでに減少フェーズに突入しており、2045年ごろには 2015年ベースから 36%程度減少すると推計されている。その他の県内主要都市も減少トレンドに突入しており、将来的に 2015年ベースの40%~ 70%程度になると予測される。将来的にも青森市が県内で最も多い人口を有することは変わらず、この 3市による多拠点体制は変わらないと思われる。(図表3)

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※各種図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購入いただけますよう、お願い申し上げます。
 
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